最終日まで目が離せない。C.ルメール騎手と川田将雅騎手の最高勝率騎手賞争いが大接戦となっている。12月22日の競馬を終えて、ルメール騎手が29.9%でトップ。これに川田騎手が29.4%で食らいついているのだ。 JRA賞最高勝率騎手とは、…
最終日まで目が離せない。C.ルメール騎手と川田将雅騎手の最高勝率騎手賞争いが大接戦となっている。12月22日の競馬を終えて、ルメール騎手が29.9%でトップ。これに川田騎手が29.4%で食らいついているのだ。
JRA賞最高勝率騎手とは、該当年のJRAでの騎乗回数が250回以上の中で、最も勝率が高い騎手が受賞する賞。近年は川田騎手の独壇場で、19年から5年連続で受賞している。その数字は順に26.0%、28.1%、28.5%、25.9%、30.5%だった。今年の川田騎手の29.4%は自己2位の数字。いや、それどころか過去の受賞者と比較しても、昨年の自身に次いで2位だから、今年の2人がいかにハイレベルか、お分かりいただけるだろう。
今年最後の開催日となる28日、ルメール騎手は中山で5鞍、川田騎手も中山で5鞍騎乗する。直接対決は11R、12Rのみで、川田騎手の大逆転には3勝が最低条件と、なかなか厳しい戦いを強いられる状況。一方のルメール騎手は3勝を挙げた時点で、川田騎手の結果にかかわらず6年ぶりの戴冠が確定する。ルメール騎手側が有利な状況だが、そこは両者ともJRAを代表するトップジョッキー。ハイレベルな戦いが予想され、最後まで結果はわからない。
ルメール騎手が6年ぶり戴冠か、それとも川田騎手が大逆転で6連覇となるのか。最終日までもつれ込んだ大接戦から目が離せない。