キタサンブラック産駒の24年JRA・GI初勝利なるか。最終戦となるホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)には豪華3頭出しで挑む。 キタサンブラックは現役時代にGIを7勝した歴史的名馬だ。種牡馬としても大成功し、イクイノック…

 キタサンブラック産駒の24年JRA・GI初勝利なるか。最終戦となるホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)には豪華3頭出しで挑む。

 キタサンブラックは現役時代にGIを7勝した歴史的名馬だ。種牡馬としても大成功し、イクイノックスを筆頭にソールオリエンスやウィルソンテソーロなどの大物を輩出。来年の種付料はイクイノックス、キズナと並んで国内トップタイの2000万円(受胎確認後)となっている。しかし、今年のGIは惜敗続きだった。延べ16頭が走り、フェブラリーSのガイアフォース、宝塚記念のソールオリエンス、エリザベス女王杯のラヴェル、チャンピオンズCのウィルソンテソーロ、中山大障害のエコロデュエルで5回もある2着が最高着順。それも全て違う馬でマークしたものだから、それはそれで凄さを感じる。

 ホープフルSにはクロワデュノール(牡2、栗東・斉藤崇史厩舎)、ピコチャンブラック(牡2、美浦・上原佑紀厩舎)、ヤマニンブークリエ(牡2、栗東・松永幹夫厩舎)の3頭がエントリーしている。クロワデュノールは1番人気の最有力候補、ピコチャンブラックは川田将雅騎手、そしてヤマニンブークリエはJRA・GI完全制覇がかかる武豊騎手とのタッグだから、それぞれ話題性豊富。父の産駒として今年のJRA・GI初制覇なるかも含めて、大いに注目したい。