卓球男子の松島輝空(木下グループ)は、パリ五輪にリザーブメンバーとして帯同し、次回2028年のロサンゼルス五輪に向けては主力として期待がかけられている。12日から中国超級リーグにも参戦し、研鑽を積んだ17歳に対して現地メディアが関心を寄せて…

卓球男子の松島輝空(木下グループ)は、パリ五輪にリザーブメンバーとして帯同し、次回2028年のロサンゼルス五輪に向けては主力として期待がかけられている。12日から中国超級リーグにも参戦し、研鑽を積んだ17歳に対して現地メディアが関心を寄せている。

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■世界10位を撃破するなど躍動

松島は江蘇中超電纜の一員として参戦した中国超級リーグでは仙頭明潤戦で世界ランキング10位の林高遠相手にストレート勝ちを収め、中盤以降は6連勝を飾るなど、8勝2敗と奮闘を見せた。

この活躍に中国メディア『捜狐』も注目しており、「この卓球リーグで最も優秀だった外国人選手は、2007年生まれでまだ17歳の日本卓球界の新世代選手だ」と松島に言及。「ユース年代の複数カテゴリーで優勝経験のあるマツシマはサービスが多彩で、3球目攻撃は鋭く、レシーブの質も高くスピードに優れている」とその能力を評価し、「強いメンタルも備えている」と精神面にも触れている。

一方記事内では、今回王楚欽、樊振東という中国の世界トップ選手に敗れたことも課題として挙げられており、「短期間では(両者を)倒すという目標にたどり着くのは難しいかもしれない」と現在地を指摘。「プレースタイルはまだ成熟されておらず、将来的には改善の余地がまだある」と、発展途上であると見立てている。

それでも、「トモカズ・ハリモトに代わって、日本代表のエースになる可能性も高い」と次世代エースとしての期待がかけられる。2024年が終わりを迎えていくなか、25年以降の松島の進化には注目が集まる。

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