12月24日(現地時間12月23日)、Bリーグ発足となった2016-17シーズンに、アルバルク東京で一際存在感を放ったディア…

 12月24日(現地時間12月23日)、Bリーグ発足となった2016-17シーズンに、アルバルク東京で一際存在感を放ったディアンテ・ギャレットが、自身のSNSを通じて引退を発表した。

 ギャレットはアメリカ出身で現在36歳。196センチ85キロの長身ながらポイントガードとしてプレー。NBAではサンズ、ジャズなどでプレーした後、2016年のBリーグ開幕シーズンをA東京で迎えた。

 当時は、ほとんどのチームが外国籍選手枠をインサイドで活用する中で、ギャレットのようなガードタイプの存在は異彩を放っていた。高いボールハンドリング能力と独特なリズムから繰り出されるペネトレイトを武器にBリーグを席捲。58試合に先発出場し、1試合平均18.1得点3.9アシストと結果を残した。

 エンターテインメント性溢れるプレースタイルで、オールスターでは外国籍選手の得票数で1位を獲得し、ダンクコントストにも出場。A東京以外のファンも虜にしてしまうような魅力を持っていた選手だった。

 残念ながら、1シーズン限りで主にヨーロッパに主戦場を移したが、バスケットファンならば今も彼のプレーを覚えている人は少なくないだろう。

 ギャレットはSNSを通して「12年間最高レベルでバスケットボールをプレーした後、今日が私のバスケットボール選手としてのキャリアの終わりです。心の中で泣いた後、鏡の中の自分を見て、勝ち負け、困難な挑戦、一生に一度の忘れられない思い出、そして長く続く友情に満ちた素晴らしい旅だったという現実を思い知らされました。

 試合は私が予想していなかった形で終わったかもしれませんが、振り返って『素晴らしいキャリアだった』と言えるのはこの上なく幸運なことだと思います。次に何が起こるのかとても楽しみです。 この素晴らしい旅の一部になってくれた皆さんに感謝します。新たな冒険へ!」とファンに感謝のメッセージを送った。