J3の福島ユナイテッドが、来季の新戦力加入決定を発表した。「Jリーグで初」ながら「Jリーグで4人目」など、情報量の多さにファンがざわついている。 2024年の福島は、大きな成長を遂げたと言っていい。2シーズン連続で2ケタ順位に沈んでいたが…
J3の福島ユナイテッドが、来季の新戦力加入決定を発表した。「Jリーグで初」ながら「Jリーグで4人目」など、情報量の多さにファンがざわついている。
2024年の福島は、大きな成長を遂げたと言っていい。2シーズン連続で2ケタ順位に沈んでいたが、5位へと浮上。今季から創設されたJ2昇格プレーオフにも進出した。
結果のみならず、内容も大きく変貌した。川崎フロンターレで選手やコーチとして活躍した元サッカー日本代表DFの寺田周平監督が就任し、パスサッカーを大きく進化させた。その結果が、レギュレーションにより引き分けながらプレーオフ決勝に進めなかったとはいえ、J2昇格に大きく近づく1年となった。
だが、結果は受け止めなければいけない。J2昇格を逃したという結果を乗り越えることが、来シーズンの命題だ。
そのために、クラブは選手の補強など新シーズンへの準備を進めている。12月24日には、新GKの加入決定が発表された。
福島に加わるのは、25歳のGK田中雄大だ。今シーズンは東北1部リーグでプレーしており、JFLも飛び越えての「飛び級」個人昇格となる。
その事実だけでも特筆ものだが、このGKはあまりに気になる情報量が多すぎた。最終学歴は、京都大学。クラブの発表によると、京大卒のJリーガー誕生は初めてのことだという。
一方で、田中は「Jリーグ4人目」の肩書も背負うことになる。現在、Jリーグには2人の「田中雄大」がいる。ファジアーノ岡山で背番号10を背負う田中雄大と、サンフレッチェ広島でGKというポジションまでかぶる田中雄大だ。さらには、かつて川崎フロンターレやヴィッセル神戸などでプレーして引退した田中雄大氏もいた。つまり、「Jリーグ4人目の田中雄大」となるのだ。
■「膳所高から京大はマジモンの天才やんけ…!!!」
何人ものノーベル賞受賞者を輩出した超難関の名門大学卒業ながら、多くのJリーグファンに早くも親しみを感じさせ得る名前。この何とも言えないコンビネーションに、多くの人が声を上げずにいられなかった。
「おめでとう、君が4人目の「Jリーガー」田中雄大だ」
「田中雄大多過ぎ問題」
「東大Jリーガーはいたことあったけど、京大は初ですか」
「京大Jリーガー!!」
「膳所高から京大はマジモンの天才やんけ…!!!」
「すげえ!!!!!!!!!!」
2022年に関西1部リーグのおこしやす京都ACでは試合に出られなかったが、翌年には3試合に出場、さらには昨季みちのく仙台FCで15試合に出場して、晴れてJリーガーへとなった努力の人。まだまだ伸びしろは大きそうだ。