2023年にドラフト全体1位指名でサンアントニオ・スパーズに入団したビクター・ウェンバンヤマは、12月24日(現地時間23日…
2023年にドラフト全体1位指名でサンアントニオ・スパーズに入団したビクター・ウェンバンヤマは、12月24日(現地時間23日、日付は以下同)終了時点でNBA通算95試合の出場となった。100試合を目前に控え、デビュー2年目ながら既に数々の記録を残している“宇宙人”の活躍を振り返りたい。
キャリア通算の平均スタッツ(24日終了時点、以下同)は30.4分の出場時間で22.3得点10.5リバウンド3.9アシスト3.7ブロック1.2スティールをマーク。平均ブロック数の多さが目に留まるが、ルーキーシーズンの3.6から今シーズンは4.0と飛躍させている。通算ブロック数は349をカウントし、現地メディア『statmuse』によれば、デビューから95試合経過時点の記録を比較するとシャキール・オニール(元ロサンゼルス・レイカーズほか)の335ブロックを超えている。
通算3ポイント成功率は33.6パーセントを記録し、昨シーズンの32.5パーセントから今シーズンは35.6パーセントに向上。これまで207本の3ポイントを成功させており、94試合目で通算200本の3ポイント成功を達成している。200本達成までのペースは、通算3ポイント成功数の歴代トップ3であるステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ/99試合目で達成)、ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ/153試合目で達成)、レイ・アレン(元ボストン・セルティックスほか/131試合目で達成)よりも早い。
さらに、ウェンバンヤマは11月14日のワシントン・ウィザーズ戦で50得点を記録しており、50得点以上を記録したセンターとしてシャック(22歳45日)の記録を上回り史上最年少(20歳314日)となった。また、12月22日のトレイル・ブレイザーズ戦では30得点10ブロックという驚異的なスタッツを残したウェンバンヤマだが、現地メディア『ClutchPoints』によれば、ウェンバンヤマが直近4試合で記録したブロックの数は29をマークし、これはレイカーズがチーム合計で記録したブロック数(26)を上回っているという。
愛称“宇宙人”の通り「この世のものではない」と思わせるような活躍を続けているウェンバンヤマ。スパーズは26日、クリスマスゲームでニューヨーク・ニックスと対戦する。