総合格闘家の金原正徳、征矢貴、元総合格闘家で解説者の大沢ケンジが、23日に公開されたYouTube「U-NEXT格闘技公式」に出演。

大晦日大会「RIZIN DECADE」で行われるライト級タイトルマッチ「ホベルト・サトシ・ソウザ vs. ヴガール・ケラモフ」の勝敗予想を行った。

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■無敵の王者に階級を上げた前王者が挑戦……予想は難航

大晦日大会の第3部「Yogibo presents RIZIN.49」で、ライト級王者のサトシが前フェザー級王者のケラモフと4度目のタイトル防衛をかけて対戦する。

大晦日大会にふさわしい豪華な対戦カードのなかでも、注目と話題を集める一戦。

勝敗予想には一同頭を悩ませ、金原は「(階級が上がったことで)フィジカル勝ちできなくなったケラモフも見てみたい」、大沢は「最近のサトシは打撃もいいし、寝技もめちゃくちゃいい。ケラモフどう戦うの?と。でも、やってみたらケラモフ勝ちそうじゃないですか?」と予想が難航。

征矢は「(ケラモフは)フェザー級の減量が毎回きつそう。ライト級に上げたら、そっちがベストで動ける可能性もある」と発言すると、二人も「もっと強いかもしれない」「それもあるよね」と同意した。

結果、勝敗予想は征矢が「ケラモフ判定勝ち」。金原は「サトシの1ラウンド三角締めかバックチョーク」、大沢は「2ラウンド一本勝ち」と予想。征矢は「ケラモフ選手はロープ際やコーナー際など、サトシが攻めにくい場所で寝技を対処して、粘って勝ったら面白い。ケラモフ選手はレスリングのテクニックもあるので、ガードからパウンドを打って攻めると思う」と予測。

大沢は「(ケラモフは)組みのセットの速さは一流だけど、サトシはさらに一級品。(サトシは)世界トップの柔術家で、打撃もめちゃくちゃ良くなっているので、どうするの?と。でも試合で『そういう処理の仕方するの!?』とかびっくりもあり得る」とケラモフが予想を超えてくる可能性もあり得るが順当に行けばサトシ勝利と予想した。

しかし、3人目・金原は、「二人の意見は二流だな」とバッサリ。「僕くらいになると、サトシに負ける要素はない(と断言できる)。こう見えて、サトシめちゃくちゃ好きなんですよ」と断言し、サトシは意外と瞬発力系ファイター。強打を持続する力がラウンド追うごとに衰えていく。でもムサエフとかケラモフとか、お互い瞬発系同士でぶつかり合った時のサトシの強さは尋常じゃない。打撃への自信も今は圧倒的に付いてきた。打撃が良くなれば、待ちの展開もできるようになって消耗が減って、隙がない。負ける要素が全く思い浮かばない」と力説した。

さらに動画では、金原がサトシ、征矢がケラモフ役で試合展開を予想した実演技術解説も行われた。

階級を一つ上げたケラモフがどのような戦いを見せるのかがキーポイントになりそうだ。サトシは4度目の防衛なるか、はたまたケラモフがRIZIN二階級制覇のための足掛かりとするのか、大注目の一戦となる。

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