フォンセカがシナー、アルカラスに続いて3人目となる18歳での優勝 現地12月22日、20歳以下のツアー最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」(サウジアラビア・ジッダ)決勝が行われ、18歳のジ…
フォンセカがシナー、アルカラスに続いて3人目となる18歳での優勝
現地12月22日、20歳以下のツアー最終戦「Next Gen ATPファイナルズ」(サウジアラビア・ジッダ)決勝が行われ、18歳のジョアン・フォンセカ(ブラジル/世界ランク145位)が、ラーナー・ティエン(アメリカ/同122位)を2-4,4-3(8),4-0,4-2で下し、予選から負けなしの完全優勝を果たした。
【動画】18歳のフォンセカが予選から負けなしの完全優勝! 決勝ハイライト
18歳のフォンセカは、今大会の出場選手の中で最もランキングの低い145位。その中、予選でアルトゥール・フィス(フランス/同20位)、ヤクブ・メンシク(チェコ/同48位)と2人のトップ50を破るなど3勝0敗で決勝トーナメントに進出する。準決勝ではルカ・バン・アッシュ(フランス/同128位)に、4-2,4-2,4-1と快勝で決勝に進んだ。
決勝では、ラウンドロビンで4-0,4-0,1-4,4-2で下しているティエンと対戦。ジュニア時代には、2023年の全仏オープン準々決勝で敗れているが、全米オープンジュニア決勝ではフォンセカが逆転勝ちを収めている。
第1セットでは第1ゲームでのブレークを挽回できずに2-4で落としたフォンセカ。だが、第2セットのタイブレークを取り切ると、第3、第4セットとピンチを迎えることなく、見事全勝優勝を決めた。
フォンセカは、「試合前は本当に緊張した。とても難しい試合になるだろうと思っていたんだ。ジュニア時代に全米オープンジュニア決勝で対戦したことがあり、彼のプレースタイルはわかっている。素晴らしい選手で、精神的にも肉体的にも難しい試合になるだろうと。でも、僕は僕のやり方で乗り越えることができた」と試合を振り返る。
「大会に出場するときは自分が勝てると信じなければならない。そして優勝できて、やってやったぞ!という感じ。自分を誇らしく思うよ」と喜んだ。
フォンセカの18歳での優勝はヤニック・シナー(イタリア/同1位)、カルロス・アルカラス(スペイン/同3位)以来3人目の快挙。予選から無敗で優勝し、52万6480ドル(約8200万円)の賞金を獲得した。
【ラウンドロビンの試合結果】
<ブルー・リーグ>
1位:ジョアン・フォンセカ(ブラジル/世界ランク145位/3勝0敗)
2位:ラーナー・ティエン(アメリカ/同122位/2勝1敗)
3位:アルトゥール・フィス(フランス/同20位/1勝2敗)
4位:ヤクブ・メンシク(チェコ/同48位/0勝3敗)
<レッド・グループ>
1位:アレックス・ミケルセン(アメリカ/同41位/3勝0敗)
2位:ルカ・バン・アッシュ(フランス/同128位/2勝1敗)
3位:ニシェシュ・バサバレディ(アメリカ/同138位/1勝2敗)
4位:シャン・ジュンチャン(中国/同50位/0勝3敗)