女子テニスで世界ランク126位の伊藤あおいは22日に取材に応じ、飛躍の2024年シーズンを振り返るとともに、今後について語った。>>【総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合】ランキング一覧はこちら<<20歳の伊藤は今年、スライスを駆使したフ…

女子テニスで世界ランク126位の伊藤あおいは22日に取材に応じ、飛躍の2024年シーズンを振り返るとともに、今後について語った。
>>【総選挙!みんなで選ぼう!思い出の試合】ランキング一覧はこちら<<
20歳の伊藤は今年、スライスを駆使したフォアハンドや鋭いバックハンドに加え、ロブやネットプレーも織り交ぜた独特のプレースタイルで躍進。
予選を勝ち抜き出場した10月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/大阪・モリタテニスセンター靱、ハード、WTA250)では、ツアー大会の本戦初出場ながらベスト4に入ると、11月には高崎国際オープン(日本/群馬、ハード、ITF)で今季3度目のITFツアー制覇を達成。世界ランク383位でスタートした今季を、自己最高位で日本勢3番手となる126位で終えた。
伊藤はこの日、独特の伊藤あおい節全開で今季を振り返った。
「今季は頑張ったシーズンでした。気楽に試合をしていたら、気づいたらここまで行ってました。要因は全くわからないです。私自身なんで勝ててるのかわかってないです」
11月の観音温泉カップ 浜松ウイメンズオープン(日本/浜松、砂入り人工芝、ITF)では転倒した際に頭部にラケットをぶつけた伊藤。この怪我の治し方も驚きのものだった。
「こけた時にラケットが下にあって、パッカーンでしたね。伊藤あおいが怪我するときは、だいたい肉離れとかじゃなくて、こけたとか突発的にやっちゃいます」
病院では早く治したいなら絶対縫った方がいいって言われたんですけど、目の前にどう見ても痛そうな針出されて、自然治癒で大丈夫ですと断りました」
それでも翌週の高崎国際オープンでは、痛みが残る中で優勝しているのが驚きである。
これまで国内やアジアのツアー下部大会を中心にプレーしてきた伊藤だが、来季はより高いレベルの大会にも出場していくという。
「出れるならグランドスラムに出て、賞金が高そうな大会に出て、日本が好きなので日本の大会もいろいろ出ます。プレースタイル的には試合数をこなせるので、いろいろな大会出たいと思っています」
伊藤は来季、今月30日に開幕するワークデイ キャンベラ国際(オーストラリア/キャンベラ、ハード、WTA125)からスタート。その後、6日開幕の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)の予選でグランドスラムに初めて挑戦する。
伊藤は全豪オープンに向けて意気込みを語った。
「本当に相手の方も全員強いので、精一杯頑張りたいです。あとは暑いと思うので、熱中症と怪我だけは気をつけて頑張りたいと思います」
「目標は予選1回戦に勝つことです。夢は本戦行けたらなって思っています」
独特のプレーとキャラクターでファンを魅了している伊藤。来季はさらに世界を驚かせる活躍を期待したい。

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