イタリアサッカー連盟(FIGC)がSNSに投稿された動画でのサポーターのとある行動に調査を入れるとした。 問題のシーンが起こったのは22日、セリエB第18節チェゼーナ戦でユーヴェ・スタビアのイタリア人DFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニ…
イタリアサッカー連盟(FIGC)がSNSに投稿された動画でのサポーターのとある行動に調査を入れるとした。
問題のシーンが起こったのは22日、セリエB第18節チェゼーナ戦でユーヴェ・スタビアのイタリア人DFロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニがプロ初ゴールをマークした場面。
SNSではこのゴール後、ユーヴェ・スタビアの数十人のサポーターがファシスト式敬礼(腕を地平線上に向けて伸ばすポーズ)をし、『ムッソリーニ、ムッソリーニ』と連呼している様子が映っていた。
FIGCの連邦検察局の職員はこの動画でのサポーターの行動を問題視し、セリエBスポーツ裁判所にこの動画を送り、判断を仰ぐとのこと。
ロマーノ・フロリアーニ・ムッソリーニは母のアレッサンドラさんがベニート・ムッソリーニ氏の孫娘で、ロマーノはベニート氏の曾孫にあたる。
ベニート氏は第一次世界大戦後に全国ファシスト党を結成。その後、ドイツのアドルフ・ヒトラー氏と連携し、イタリアを第二次世界大戦に導く独裁政治を行ったことで知られる、歴史上の人物だ。
保有元のラツィオ時代から政治利用の心配がされていたロマーノだが、喜ばしいプロ初ゴールが引き金となり、騒動となってしまった。