「50-50」の達成、3度目のシーズンMVPなど2024年は大谷の年だった(C)Getty Images 米国はクリスマス休暇のまっただ中となり、米報道も動きがほぼ止まったストーブリーグよりも、今季の振り返りなどの特集が中心となっている。そ…
「50-50」の達成、3度目のシーズンMVPなど2024年は大谷の年だった(C)Getty Images
米国はクリスマス休暇のまっただ中となり、米報道も動きがほぼ止まったストーブリーグよりも、今季の振り返りなどの特集が中心となっている。そんな中でも、やはり話題の中心はドジャースの大谷翔平だ。
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MLB公式サイトは2024年シーズンを象徴する10人のプレーヤーを特集。その1位に大谷が選ばれた。
昨年12月に当時のプロスポーツ史上最高額となる10年総額7億ドル(約1015億円=当時のレート)の超大型契約で移籍。史上初となる「50-50」(50本塁打&50盗塁以上)を達成する54本塁打、59盗塁の活躍で、3度目のシーズンMVPに輝いた。
「メジャー7年目で初めてとなるポストシーズンにも進出。初のワールドシリーズのタイトルをつかんだ。結婚して人生の伴侶を得ただけでなく、とても可愛い愛犬まで公開してくれた」と記録だけでなく、記憶にも深く刻まれた激動のシーズンを振り返った。そして来季へ向けて「さあ想像してごらん、再び投手に戻る彼が何をしてくれるのかを」と右肘手術から投打二刀流で完全復活する2025年シーズンへ期待をかけていた。
象徴的な10選手は、2位がヤンキースのアーロン・ジャッジ。東の主砲とはア、ナ両リーグのMVPを分け合った。3位は投手3冠で満票でサイ・ヤング賞を受賞したタイガースのタリク・スクバル。ナ・リーグの同賞に輝いたブレーブスのクリス・セールが4位、大谷の盟友でワールドシリーズMVPのドジャースのフレディ・フリーマンが5位だった。
また、同サイトはメジャー30球団ごとの今季のベストゲームも選出した。ドジャースは大谷が前述の「50-50」に到達した9月19日のマーリンズ戦。敵地ローンデポ・パークで大谷は6打数6安打、3本塁打2二塁打10打点、2盗塁という異次元のパフォーマンスを発揮して、全米の野球ファンが注目したマイルストーンを一気に突破した。
また同サイト内の『MLBネットワーク』は、今季のバットフリップベスト40も選出した。本塁打を確信した後の華麗なバットさばきは、米国の野球ファンの注目の的。こちらでも、1位はヤンキースとのワールドシリーズの流れを大きく引き寄せた第1戦でのフリーマンのサヨナラグランドスラムに譲ったものの、大谷がパドレスとの地区シリーズ第1戦で放ったポストシーズン初アーチでの激しい放り投げが3位に選ばれた。
ドジャース勢ではテオスカー・ヘルナンデスが地区シリーズ第5戦でダルビッシュ有から放った際のバットフリップが11位にランクイン。メッツとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第5戦でのアンディ・パヘスが26位に入った。
これらの映像を見るだけでも、再び激動のシーズンの興奮と感動が蘇るファンも数多いだろう。大谷の2024年シーズンは数字として永久に刻まれただけでなく、長く野球ファンにとって語り継がれていく1年となったのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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