ベトナム国籍を取得したブラジル人FWラファエルソン(27)が22日、ベトナム代表デビュー戦でいきなり無双した。同国各紙が伝える。 2018年にベガルタ仙台でプレーしたブラジリアンセンターフォワード、ラファエルソン。 仙台を退団後、母国ブラジ…
ベトナム国籍を取得したブラジル人FWラファエルソン(27)が22日、ベトナム代表デビュー戦でいきなり無双した。同国各紙が伝える。
2018年にベガルタ仙台でプレーしたブラジリアンセンターフォワード、ラファエルソン。
仙台を退団後、母国ブラジルには戻らずデンマーク移籍で欧州へ向かい、2020年にベトナムへ。現所属のベトナム1部・ナムディンFCでは公式戦58試合52得点を叩き出している。
そんなラファエルソンは今月3日、AFC三菱電機カップ(ASEANチャンピオンシップ)に向けたベトナム代表メンバーに選出され、同国史上初の帰化(※)選手ということに。ベトナムサッカー界にインドネシアへの対抗意識があることは、この1年の地元紙論調から容易に読み取れる。
(※)ブラジル連邦共和国は自国民の国籍離脱を認可しておらず、厳密には二重国籍
そして22日、“グエン・スアン・ソン”となったラファエルソンは、同大会グループB最終節のミャンマー代表戦で国際Aマッチ初出場&先発フル出場。5-0で圧勝したなか、先制点のアシストを皮切りに、2得点2アシストを叩き出した。
“グエン・スアン・ソン”は地元紙に評価「10.0(満点)」を付けられ、ベトナムもB組首位通過が決定。1試合で新エースが確定し、26日と29日の準決勝では、小倉勉監督率いるシンガポール代表と激突する。
なお、国内組主体のインドネシア代表はグループステージで敗退した。