「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月18~24日/賞金総額100万ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がナンバーワンとなっ…

「東レ パン・パシフィック・オープン」(WTAプレミア/東京・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/本戦9月18~24日/賞金総額100万ドル/ハードコート)のシングルス2回戦で、ガルビネ・ムグルッサ(スペイン)がナンバーワンとなって初試合を力強く戦い、モニカ・プイグ(プエルトリコ)を6-4 6-0で倒して準々決勝に進出した。

 世界1位となって以来、初めての大会を戦うウィンブルドン・チャンピオンのムグルッサは、第2セットでプイグのサービスをことごとくブレークして5-0とし、この試合3本目のサービスエースで試合を締めくくった。

「ナンバーワンとしての初試合に勝ててうれしいわ」とムグルッサは言った。「準備ができていなければいけないし、これからはすべての試合が厳しいものになるでしょうね」。

 プイグはリオ五輪でムグルッサを6-1 6-1で破っており、試合の序盤には勢いを保っていたが、ムグルッサは第2セットの第1ゲームをブレークすることで自分のリズムを見つけ出した。12ポイントを連取する中でムグルッサはふたたびブレークを果たし、たちまち4-0とリードした。

「前回彼女とプレーしたときは、ことはまったく私にいい形で進まなかった」とムグルッサは振り返る。「今回、私はよりよいプレーの仕方を見つけ出し、勝利をつかんだ。第2セットは、第1セットでうまくいったことが何だったかを学んだのよ」。

 ムグルッサは次のラウンドで、奈良くるみ(安藤証券)対カロリーヌ・ガルシア(フランス)の勝者と対戦する。彼女が準々決勝に進出するのは、これで4年連続だ。

 ムグルッサはこの日、予選勝者のマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-2 6-1で下してやはり勝ち上がったカロリーナ・プリスコバ(チェコ)から、ナンバーワンの座を引き継いだ。

 リネッテに対して8本のサービスエースを決めた第2シードのプリスコバは、準々決勝で第7シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)と対戦する。ケルバーはダリア・カサキナ(ロシア)を7-6(5) 6-3で下した。

 アナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)もまた、ワン・チャン(中国)を6-4 4-6 6-2で下し、準々決勝に駒を進めた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は「東レPPO」で、ナンバーワンとなって最初の試合に勝利したガルビネ・ムグルッサ(スペイン)(写真◎Getty Images)

Photo: TOKYO, JAPAN - SEPTEMBER 20: Garbine Muguruza of Spain plays a forehand against Monica Puig of Puerto Rico during day three of the Toray Pan Pacific Open Tennis At Ariake Coliseum on September 20, 2017 in Tokyo, Japan. (Photo by Matt Roberts/Getty Images)