今シーズンのオーランド・マジックは、レギュラーシーズン開幕から30試合を終えてイースタン・カンファレンス4位の18勝12敗と…

 今シーズンのオーランド・マジックは、レギュラーシーズン開幕から30試合を終えてイースタン・カンファレンス4位の18勝12敗と、プレーオフ出場圏内をキープしている。

 だが平均29.0得点8.8リバウンド5.6アシストを誇るパオロ・バンケロ(右腹斜筋断裂)が10月末に戦線離脱。さらに同24.4得点5.6リバウンド5.7アシスト1.7スティールを記録していたフランツ・ワグナーも右腹斜筋断裂のため12月9日(現地時間8日、日付は以下同)のフェニックス・サンズ戦から欠場中。

 さらにチーム3位の平均16.0得点に4.2リバウンド3.9アシスト1.5スティールを残すジェイレン・サグスが足首負傷で22日のマイアミ・ヒート戦を欠場、同4位の平均12.9得点に4.9リバウンド1.4アシストを残していたモリッツ・ワグナーがヒート戦の第1クォーター残り2分33秒にドライブからステップを踏んだ際に左ヒザを負傷して途中退場。

 翌23日。マジックはMRI検査の結果、ワグナーが左ヒザの前十字靭帯(ACL)断裂で手術を受けることになるため、今シーズン残り試合の全休を発表した。サグスの復帰時期は未定ながら、現時点でマジックは平均2ケタ得点を残す4選手全員が離脱となった。

 フランツの兄モリッツは、NBAキャリア7年目の今シーズンに30試合へフル出場し、キャリアハイの平均得点を残していたことに加え、16日のニューヨーク・ニックス戦で自己最高の32得点を奪っていた。

 なお、チームはヒート戦の前半に25点差、第4クォーター開始時に22点差を追う劣勢に陥るも、最後の12分間に37-8と圧倒して121-114の大逆転勝利を収めている。

 その試合ではコール・アンソニーがゲームハイの35得点9アシストに8リバウンド、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープが24得点2ブロック、ゴガ・ビタッゼが18得点13リバウンド2ブロック、アンソニー・ブラックが10得点と奮起したのだが、主要ビッグマンを3人も欠くだけに、厳しい戦いとなりそうだ。