アビスパ福岡は23日、V・ファーレン長崎からMF秋野央樹(30)を完全移籍で獲得した。 ジュニアユース時代から柏レイソルの下部組織に所属していた秋野。2013年にトップチーム昇格を果たすと、その後は湘南ベルマーレでのプレーを経て2019年夏…
アビスパ福岡は23日、V・ファーレン長崎からMF秋野央樹(30)を完全移籍で獲得した。
ジュニアユース時代から柏レイソルの下部組織に所属していた秋野。2013年にトップチーム昇格を果たすと、その後は湘南ベルマーレでのプレーを経て2019年夏から長崎入りを果たした。
長崎ではキャプテンも経験するなど重要な選手としてプレーしてきたが、2023シーズンはケガにも苦しんだこともあり、明治安田生命J2リーグでの出場は14試合に留まると、昨年11月に2023シーズン限りでの契約満了が発表されたが、今年1月に再契約。
ケガから完全復活した今シーズンは、J2リーグで36試合、YBCルヴァンカップ2試合に出場するなど、昇格争いを繰り広げたチームの主力として活躍した。
来シーズンから福岡に活躍の場を移すこととなった秋野は、両クラブを通じてコメントしている。
◆アビスパ福岡
「このたびV・ファーレン長崎より、秋野 央樹 選手の完全移籍での加入が決定いたしましたのでお知らせいたします。2025シーズン、共に戦いましょう!」
◆V・ファーレン長崎
「来シーズンからアビスパ福岡に移籍することを決めました。僕は長崎を J1 へ昇格させることが自分の使命だと常に言い聞かせて全力で闘ってきました。プレーオフ仙台戦、終了直後。 来シーズンも僕は長崎で戦う、このクラブを絶対に昇格させると決めていました。このクラブが僕自身にとって大切な存在だからです。しかしこのような決断に至りました。本当に悩みに悩んで悩み抜きました。長崎へのこの気持ちに嘘はありません。自分勝手な行動をとってしまうこと、昇格を成し遂げる前にクラブを離れる事をどうかお許しください」
「長崎に来てから沢山の経験をさせていただきました。あと一歩で成し遂げられなかった J1 昇格、2 度の大怪我、契約満了、トライアウト、再契約、3 度のキャプテン、そして J1 昇格プレーオフ。 感謝しても仕切れません。 その中でも怪我から復帰した時の 2022年天皇杯の鹿児島戦、2023 年甲府戦の光景を忘れたことはありません。 長崎に来て、自分は選手としても1人の人間としても大きく成長できたと感じています。それは日々、切磋琢磨するチームメイトや素晴らしいコーチングスタッフ、フロントスタッフ、メディカルスタッフ、マネージャー、ボランティアの皆さん、長崎で出会ってくれた沢山の仲間、友達、そして温かすぎる最高のファン・サポーターの皆さんのおかげです。 本当にありがとうございました」
「V・ファーレン長崎の来シーズンのJ1昇格、そしてこれからの躍進を心より願っています。 いつの間にか在籍年数が 1番長いクラブになり、本当に忘れられない大切なクラブです。 5年半ありがとうございました」