総合格闘家でプロサッカー選手・三浦知良の次男、三浦孝太は22日、大晦日大会「RIZIN DECADE」の追加対戦カード発表記者会見に登壇。第2部の対抗戦で「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の冨澤大智との対戦が決定した。

三浦は同日、自身のYouTubeチャンネルを開設し、試合への意気込みや冨澤へのリスペクトなどを語った。

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■「リングに上がれば勝ち負けのある倒し合い。バチバチに行きます」

三浦は「RIZIN DECADE」の第2部「雷神番外地」で行われる元総合格闘家の朝倉未来軍と、総合格闘家の平本蓮(ブラックローズ)軍の全面対抗戦に、平本率いいる「ブラックローズ」軍として参戦が決定。

同日、新宿で行われたイベントにも登壇し、圧倒的なオーラで会場を盛り上げた。対戦相手の冨澤も、「すごい頑張って三浦くんをどうやってあおろうかなってずっと考えてたんですけど、いい男過ぎて全然思いつかない」と好青年ぶりに困惑。フェイスオフでは、冨澤が三浦のサングラスを奪う場面も見られたが、三浦は笑顔で対応。最後に握手を求めたが、冨澤は微笑みながら断った。

動画で三浦は、対戦相手の冨澤については「気合の入っている方で、面白い試合ができそうだなと思ったのでやらせていただくことを決意した」と試合を受けた経緯を説明。

通常66キロのフェザー級で戦う三浦だが、冨澤戦の契約体重は63キロ。これについては、「冨澤選手は(61キロ以下の)もう少し低い階級でやっている選手で、本来だったら交わることのない階級なので間をとった。向こうも違う階級にはなってしまうんですけど、飲んでいただいた」と一貫して謙虚な姿勢で語った。

自身の減量については「そこまで大きな問題ではない」とし、動画撮影時で67〜8キロの体重だと明かした上で、「あと1週間で2キロくらい落として、最後水抜きできたらと思っている」と計画的に落とせていることを強調した。

試合自体はMMAルールで行われるが、「冨澤選手はキックボクシングの選手で打撃が主体。自分は総合格闘技(MMA)の選手で、今回はMMAルールと……本当に冨澤選手の男気だな」と称賛。「ただ、感謝とかリスペクトもありますけど、リングに上がれば勝ち負けのある倒し合いだと思うので、バチバチに行こうと思っています」と意気込みを述べた。

三浦は昨年の大晦日大会「RIZIN.45」で皇治と対戦し、2ラウンド59秒でサッカーボールキックによりTKO負け。同年5月の「RIZIN.42」ではYA-MANに3分13秒でTKO負けを喫して、直近2連敗。1年ぶりの復帰戦となる。

皇治戦でケガを負った三浦は、その後タイで2022年にエキシビションで対戦したブアカーオ・パンチャメークに誘われ、ブアカーオ所有の村でトレーニングキャンプを行っており、「今年は半分くらいタイと日本を行ったりする生活を送っていた」と研鑽を積んでいたという。

「打撃の細かい技術だったり、ムエタイの新しいもの(技術)にも触れられて、良い経験ができ、自分自身も進化できたのではと思っている」と自信を述べ、1年ぶりの試合で成長した姿を見せたい、と気合は十分だ。

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