◇米国男子(ツアー外競技)◇PNC選手権 最終日(22日)◇リッツカールトンGC(フロリダ州)◇7106yd(パー72)プレーオフで敗れても、歓喜ばかりがタイガー・ウッズの胸を満たした。大会終了後の会見でも興奮は収まらなかった。その様子を…
◇米国男子(ツアー外競技)◇PNC選手権 最終日(22日)◇リッツカールトンGC(フロリダ州)◇7106yd(パー72)
プレーオフで敗れても、歓喜ばかりがタイガー・ウッズの胸を満たした。大会終了後の会見でも興奮は収まらなかった。その様子を海外の複数メディアが伝えた。
「チャーリーと一緒にあの瞬間を迎えられて、彼が初めてのホールインワンを達成できて、(娘の)サムもいて…。一生に一度のスリルだった。それがこのイベント、絆と家族の意味です」
178ydの4番(パー3)で、チャーリーさんのティショットがカップに消えた。大歓声の中、驚く息子にウッズは抱きつき、キャディの娘サムさんと一緒に最高の瞬間を分かち合った。
対戦相手のベルンハルト・ランガー組も特別だった。48歳の自分が生まれる3年前にプロ転向し、マスターズを2度制したランガーと親子同士で火花を散らした。9月に6度目の腰の手術を行った自分も息子と2人でボギーなしの「57」をマークしたが、67歳のランガーもすごかった。パー5の14番ではバンカーからの“直ドラ”でグリーン横のバンカーまで運ぶスーパーショットを披露。自分たちと同じ「57」を出した“レジェンド”に、ウッズは「今まで見た中で最高のショットの1つだ」と脱帽した。
「優勝できなかったのは分かっている。誰もミスをしなかった。ランガースには脱帽だ。彼らは素晴らしいプレーをした」と充実感いっぱいに、一日を振り返っていた。