同情の声も集まっている角田。2026年は決断の年になるかもしれない(C)Getty Images F1レッドブルを率いる、クリスチャン・ホーナー代表のコメントが話題となっている。現地インタビューの中で、RBの角田裕毅の今後について胸中を明か…

同情の声も集まっている角田。2026年は決断の年になるかもしれない(C)Getty Images

 F1レッドブルを率いる、クリスチャン・ホーナー代表のコメントが話題となっている。現地インタビューの中で、RBの角田裕毅の今後について胸中を明かした。

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 現地時間12月19日、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、リアム・ローソンの昇格が発表された。4年のF1キャリアを積んだ角田も候補として挙がっていたものの、ローソンがトップチームのシートを得ることとなった。この決定について、ホーナー代表は「(ローソンと角田の差が)非常に僅差だった」と語ったことが伝えられている。

 また、現地時間12月20日には英メディア『PLANET F1』においても、ホーナー代表のコメントが掲載されており、角田裕毅の去就に触れる内容となっている。

 その中では、ホーナー代表が、「我々は正直に言って、今年の時点でユウキにチャンスを与えられないのであれば、彼をチームに留めておく意味があるのかどうか考えている」と角田との関係について語っており、「5年間もサポートチームにドライバーを置くわけにはいかない」「その時点で彼を手放すか、別の道を探すしかない」などと主張。RBでの所属が長期になることについての見解を述べている。

 ホーナー代表の角田への評価に対し、『PLANET F1』は、「レッドブルのBチームで5年目を迎えることになるが、ホーナーによればこれが最後のシーズンになる可能性が高い」と指摘。さらに、「これがレッドブル体制全体でのキャリアの終わりを意味するかどうかは、彼に新たな役割が見つかるかどうかにかかっている」などと見通している。

 一方で、角田のポテンシャルを称える言葉も発せられており、ホーナー代表は、「彼は非常に意欲的だと思う」と述べている他、以下の様に角田の飛躍への期待も明かしている。

「9か月前にローソンが2025年のドライバーになると誰が予想していただろう?この業界では物事は急速に変化する。彼もそれを理解しており、自分こそがその扉を叩いている存在だと示す必要があることを分かっている」

 今季もRBで成長の跡をみせた角田だったが、現時点でのトップチーム昇格とはならなかった。未来を切り開くためにも、2025年、目まぐるしく変化するF1界でもう一度、自身の実力を見せつけるだけだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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