【有馬記念／前日オッズ】単勝2.9倍以下は「5.2.1.1」と圧倒　トリッキーなコースで“関東騎手騎乗馬”に妙味

JRAは21日、第69回有馬記念（GI、芝2500m）の前日最終オッズを発表した。今年の菊花賞馬アーバンシック（牡3、美浦・武井亮厩舎）が単勝2.8倍で1番人気、ダービー馬のダノンデサイル（牡3、栗東・安田翔伍厩舎）が単勝4.2倍で2番人気…

JRAは21日、第69回有馬記念（GI、芝2500m）の前日最終オッズを発表した。

今年の菊花賞馬アーバンシック（牡3、美浦・武井亮厩舎）が単勝2.8倍で1番人気、ダービー馬のダノンデサイル（牡3、栗東・安田翔伍厩舎）が単勝4.2倍で2番人気。

以下、ベラジオオペラ（牡4、栗東・上村洋行厩舎）が単勝8.5倍で3番人気、レガレイラ（牝3、美浦・木村哲也厩舎）が単勝11.3倍で4番人気、ジャスティンパレス（牡5、栗東・杉山晴紀厩舎）が単勝12.1倍で5番人気。

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■今年は“若さ”が正義か

過去10年、単勝オッズ2.9倍以下は【5.2.1.1】と圧倒的。ドウデュース不在によりアーバンシックが2.9倍以下に推されそうな雰囲気。またルメール騎手騎乗馬が単勝2.9倍以下の際は【2.1.1.1】勝率40.0％、複勝率80.0％と軸馬に最適だ。単勝3.0～4.9倍は【0.0.2.7】で、馬券外7頭のうち5頭が掲示板。崩れないが、がんばっても3着が精一杯といったところ。ダノンデサイルの評価はやや過剰なのか、そのあたりの検討が必要そうだ。

好走馬が多いゾーンは単勝5.0～9.9倍で【4.3.5.12】複勝率50.0％、複勝回収値126。このうち、関東騎手または短期免許の外国人騎手であれば【2.1.5.2】勝率20.0％、複勝率80.0％、回収値は単勝154、複勝201をマーク。また関東騎手が騎乗した先行馬は馬券内率100％と驚異的だ。トリッキーなコースを地の利で活かす関東ジョッキー、腕っぷしの強さで差し込める外国人ジョッキーには要警戒。横山和騎手のベラジオオペラは一発の雰囲気が漂う。一方、今年は外国人ジョッキー騎乗馬が単勝10倍以上ついており、少し手が出しづらい現状。

単勝10.0～39.9倍は【1.4.2.40】。該当馬がいた9回のうち7回において馬券絡みが発生しており、残り2回も掲示板を確保している。このうち、中4週以上の3、4歳馬が【1.3.1.12】。間隔をしっかりあけて挑める若い馬は好走傾向だ。アーバンシックやダノンデサイルと同世代で、牡馬と渡り合ってきたレガレイラは侮れない。

馬連は（1）ダノンデサイル－（3）アーバンシックが6.7倍、3連複は（1）ダノンデサイル－（3）アーバンシック－（5）ベラジオオペラが12.8倍、3連単は（3）アーバンシック→（1）ダノンデサイル→（5）ベラジオオペラが37.9倍で1番人気。