皇后杯決勝の結果 令和6年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドは21日、Asueアリーナ大阪(大阪府大阪市)で女子決勝戦、ヴィクトリーナ姫路対SAGA久光スプリングスの試合が行われ、姫路がフルセットの激闘…
令和6年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会ファイナルラウンドは21日、Asueアリーナ大阪(大阪府大阪市)で女子決勝戦、ヴィクトリーナ姫路対SAGA久光スプリングスの試合が行われ、姫路がフルセットの激闘を制し、初優勝を果たした。なお、MVPにはパリ五輪代表の井上愛里沙が選出された。
第1セット序盤は拮抗した戦いとなるが荒木のクイックでSAGA久光が12-9と抜け出す。中盤、姫路が連続得点で追い上げ、17-17と同点に。しかし、深澤らの活躍でSAGA久光が再びリードし21-17。荒木のブロックでセットポイント、最後は姫路のタッチネットでSAGA久光が25-19でセットを先取した。
第2セット、第1セット同様、立ち上がりは競り合いとなるが、久光が連続得点で引き離し、12-6。その後もSAGA久光の勢いは止まらず、16-7とリードを広げる。姫路は宮部、井上、チャッチュオンらの攻撃で応戦するも、SAGA久光の勢いは止められず、22-15。ここから姫路が連続ポイントで反撃し、宮部のブロックも出て2点差まで追いつくが、このセットもSAGA久光が25-23で連取する。
第3セット、一進一退の攻防となり、10-10の同点に。ここから宮部らの活躍で姫路が抜けだし、13-10とリード。姫路が18-12とリードを広げ、SAGA久光はタイムアウトを使い果たす。姫路は終盤まで勢いを維持し、最後は伊藤のスパイクで25-15でセットを取り返す。
第4セット、第3セットと同じく10-10と拮抗するが、チャッチュオンのサービスエースで姫路が12-11。その後、伊藤のブロックで16-14とし、井上のスパイクなどで22-17と姫路がリードを保つ。姫路はチャッチュオンのバックアタックでセットポイントを握り、最後はSAGA久光のサーブがアウトになり、25-20でセットを奪取。フルセットに持ち込む。
第5セットも互いに一歩も引かず、7-7と同点に。久光のサーブがアウトになり、姫路が8-7と1点リードでコートチェンジ。SAGA久光はサムディの攻撃などで応戦するも姫路はチャッチュオンが終盤に活躍。最後は井上が決めて15-13。逆転で初優勝を飾った。
写真:黒羽白