セレッソ大阪は21日、ベガルタ仙台へ期限付き移籍中のFW中島元彦(25)が2025シーズンから復帰することを発表した。 中島はU-12からC大阪の下部組織に所属。2018年に正式昇格を果たすと2021シーズンには明治安田生命J1リーグでデビ…
セレッソ大阪は21日、ベガルタ仙台へ期限付き移籍中のFW中島元彦(25)が2025シーズンから復帰することを発表した。
中島はU-12からC大阪の下部組織に所属。2018年に正式昇格を果たすと2021シーズンには明治安田生命J1リーグでデビューを飾ったが、翌年に出場機会を求めて仙台へ育成型期限付き移籍の形で加入した。
その翌シーズンは育成型期限付き移籍期間延長、2024シーズンは期限付き移籍への移行によって3シーズン連続で杜の都でプレー。今シーズンの明治安田J2リーグではいずれもキャリアハイとなる38試合13得点を記録。チーム得点王の活躍でチームをJ1昇格プレーオフ進出に導くと、プレーオフ2試合にも出場。準決勝のV・ファーレン長崎戦では2ゴールの活躍で決勝進出の立役者となったが、その決勝でチームはファジアーノ岡山に敗れて悲願のJ1復帰を逃していた。
今シーズンのJ2リーグで優秀選手賞に選出されるなど、J2屈指のアタッカーとの評価を確立した25歳は「この番号で引退まで」と3年間を過ごした仙台への強い愛情を抱きながらも、C大阪からの要請を受けて復帰を決断するに至った。
その中島は両クラブの公式サイトを通じて自身の想いを綴っている。
◆セレッソ大阪
「2025シーズン、セレッソ大阪に復帰することを決めました。ハナサカクラブに恩返しするため、成長した姿を見せるために帰ってきました。チームを離れたレジェンドの方々の意思も背負って、タイトルを獲れるように頑張ります」
◆ベガルタ仙台
「セレッソ大阪に復帰することに決めました。期限付き移籍で加入したのにも関わらず、こんなにも愛していただき本当にありがとうございました」
「日本一のサポーターをJ1に連れて行けなくて本当に悔しい気持ちでいっぱいです。クラブとして大切な「7」を任せてくれたことにも感謝しています。この番号で引退までと、プレーオフ決勝までは考えていましたが、サッカー選手として自分がどこまでいけるのかもう一度チャレンジしようと思います」
「あの声援が本当に力になりました。あの応援歌が聞けなくなるのはさみしくなりますが、また聞ける日が来ることを願います。本当に3年間ありがとうございました!」