「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、東和薬品ラクタブドーム) アイスダンスのリズムダンスは吉田唄菜(21)、森田真沙也(21)組=木下アカデミー=が71・84で首位に立った。 「チームとして落ち着いてできた」と振り返った2人。1…
「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、東和薬品ラクタブドーム)
アイスダンスのリズムダンスは吉田唄菜(21)、森田真沙也(21)組=木下アカデミー=が71・84で首位に立った。
「チームとして落ち着いてできた」と振り返った2人。11月のNHK杯は9位とふるわなかったが、吉田は「NHK杯や予選会前は無駄な時間を過ごしたが、NHK杯の後から毎日しっかり練習を積み、無駄にした時間はなかった。結果がリズムダンスに表れた」と切り替えて練習に集中できたことを勝因に挙げた。
「無駄な時間」の内容は「2人のコミュニケーション。無駄なケンカをなくして、しっかりした練習をした」(吉田)と、リンク外でのささいな言い合いを抑え、互いにリスペクトしコミュニケーション作りに努めたという。森田は「普段の関係性も練習の質に関係する。変に気を使わないという面では、毎日の練習の質が上がり、結果的に上手になりやすかった」と説明。吉田も「NHK杯の演技を見て、その前の練習をきちんと積めていなかったのが自分たちで分かった。いい関係性の中で練習すればもっといい演技ができたと気付けたので、NHK杯の帰りに『全日本選手権までケンカをしないでおこう』と2人で決めて、いい練習が積めた」とチームワークに目覚めたという。
森田は「この先長く(ペアを)組む中でケンカがなくなることは絶対にないが、2人で話し合う中で、もっとやるべき事があると気付いた。自分の悪いことは反省しつつ、行動に出していけるように頑張る」と絆の深まりを実感していた。