ゴルフ界におけるギアウォッチングのシーズンは、今週の家族ペア大会「PNC選手権」でも続いており、GolfWRX.comは同大会にてキャロウェイとテーラーメイドの新ドライバーを目撃した。今月に入り、キャロウェイの新ドライバーである「Elyt…
ゴルフ界におけるギアウォッチングのシーズンは、今週の家族ペア大会「PNC選手権」でも続いており、GolfWRX.comは同大会にてキャロウェイとテーラーメイドの新ドライバーを目撃した。
今月に入り、キャロウェイの新ドライバーである「Elyte」、「Elyte X」、「Elyte マックスファスト」、「Elyte トリプルダイヤモンド」の4種類がUSGAの適合クラブリストに掲載された。しかし、その段階では、我々が新ドライバーをいつどこで実際に目にすることになるかは、不確かだった。
だが、その答えはいま、明らかとなった。
この木曜日(19日)に行われた「PNC選手権」(21日開幕)のプロアマにて、GolfWRX.comはジャスティン・レナード、ビジェイ・シン(フィジー)と息子のカス・シンのバッグに収まったキャロウェイ Elyte トリプルダイヤモンドを目撃したのである。シン親子は共に、複数のドライバーをバッグに入れており、公式に競技が始まる土曜に向けて、まだテストの段階にあった。
しかしながら、レナードが木曜にバッグに入れていたドライバーはElyte トリプルダイヤモンドのみだった。レナードは第一印象について、「僕はまだこれを確かめている最中なのだけど、とても良いと思うよ。見た目が良いし、スピン量はわずかながら少なめだね。スピードも上がっているので、良い感じだよ」と話した。
なお、「PNC選手権」でヘッドラインを飾った新ドライバーは、キャロウェイのElyteのみではなかった。前週のツアー外競技「グラント・ソーントン招待」では、LPGAのスター選手であるネリー・コルダが、新しいテーラーメイド「Qi35 マックス ドライバー」を使用しているところが目撃されたが、今週はテーラーメイド「Qi35 ドライバー」の使用が確認された。チャーリー・ウッズである。
ドライビングレンジにて、父親のタイガー・ウッズの隣でウォーミングアップをしていたチャーリーは、グラファイトデザイン「ツアーAD VF」6Xシャフト(現在「Qi10 LS ドライバー」を使用する父と同じシャフト)の装着されたQi35ドライバーを使用していた。外見から察するに、Qi35にはカーボン製のクラウンが搭載されており、フェースには“Carbon”の文字がプリントされていることから、新ヘッドにおいてカーボンは重要な素材となっていると見て間違いなさそうだ。
しかしながら、テーラーメイドとキャロウェイは、いずれもそれぞれの新ドライバーについて、公式にはコメントしていないため、一般向けの発売日や技術的な進化といった詳細は、今後の発表を待つ必要がある。今のところは、土曜日にリッツカールトンGCで始まる競技にて、どの新ドライバーが実戦投入されるかを楽しみに待つほかなさそうである。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)