アブレイユは今季リーグ2位のセーブ数をマークした(C)産経新聞社 西武の保留者名簿から外れ、自由契約になっていたアルバート・アブレイユが西武に復帰する可能性が出てきた。20日(日本時間21日)付、中南米メディアの「エル・ヌエボ・ディアリオ」…

 

アブレイユは今季リーグ2位のセーブ数をマークした(C)産経新聞社

 

 西武の保留者名簿から外れ、自由契約になっていたアルバート・アブレイユが西武に復帰する可能性が出てきた。20日(日本時間21日)付、中南米メディアの「エル・ヌエボ・ディアリオ」がXで伝えた。

【関連記事】【西武】低迷脱却の救世主となれるか 元オリックスのセデーニョ獲得を発表 「まじ、期待しかない!」

 

 ドミニカ共和国出身のアブレイユは日本球界1年目となった今季、守護神としてチームを支えた。

 150キロ超の速球とスライダーが持ち味、52試合に登板し、2勝5敗28セーブ、11ホールド、防御率2・29、リーグ2位のセーブ数を記録していた。

 またアブレイユが2シーズン目を迎えるとなると課題とされたリリーフ陣にもより厚みが増しそうだ。

 21年に抑えとして20セーブをマークするなど安定したパフォーマンスを示した平良海馬は、自身は先発希望ながら、チームの要望を聞き入れる形で今オフ、リリーフに回ることを承諾していた。

 すでに西口文也監督も平良をストッパーとして起用する構想を明かす中、そこに今季守護神を務めたアブレイユが復帰となれば、いずれにせよ、大事な終盤の投手起用がぐっと安定することが予想される。

 アブレイユの報道が出るとすでにネット上でも西武ファンの間から「もしかして帰ってくる?」「すっかりあきらめていたから嬉しい!」と喜びの声があがっている。

 チームは今季49勝91敗3分けと歴史的な低迷に苦しんだ。

 すでに助っ人野手でも今季までオリックスに所属していたレアンドロ・セデーニョの獲得も発表。投打に上積みが求められる中で、明るい材料も見え始めた。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

【関連記事】「ピッチャー陣が怒るよ」西武FA不参戦の姿勢に球界OBからも疑問の声 「力になる」として推薦されるFA戦士とは

【関連記事】「まれに見る弱さだった」球界OBも嘆かせた西武の低迷ぶり 指摘された「投打の誤算」「移籍組のパフォーマンス」

【関連記事】西武のドラフトが示す「V字回復は5年後」見えた高卒逸材を育てる意識と長期的強化プラン