今年の有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)では吉田豊騎手、横山和生騎手、C.デムーロ騎手の3人がグレード制導入以降1組も達成していない兄弟制覇を狙う。 吉田豊騎手はハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)で挑む。前走のアルゼンチン共和国杯…
今年の有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)では吉田豊騎手、横山和生騎手、C.デムーロ騎手の3人がグレード制導入以降1組も達成していない兄弟制覇を狙う。
吉田豊騎手はハヤヤッコ(牡8、美浦・国枝栄厩舎)で挑む。前走のアルゼンチン共和国杯で初騎乗。10番人気の低評価を覆し、復活の重賞3勝目に導いた。弟の吉田隼人騎手は15年にゴールドアクターでV。04年ハイアーゲーム(6着)以来、自身20年ぶりのグランプリ参戦となる今年、兄の威厳を示せるか。
横山和生騎手はベラジオオペラ(牡4、栗東・上村洋行厩舎)とのコンビで参戦する。昨年の日本ダービーで初騎乗して4着。一戦ごとに絆を深め、3走前の大阪杯でGI初制覇をエスコートした。弟の横山武史騎手は21年にエフフォーリアでV。自身は21年からタイトルホルダーで3年続けて参戦。5着→9着→3着と悔しい思いをしたが、その経験を生かし、グランプリ初制覇を狙う。
そして短期免許で来日中のC.デムーロ騎手はシャフリヤール(牡6、栗東・藤原英昭厩舎)でエントリーしている。古馬になって以降は主戦を務め、22年のドバイシーマクラシックを制覇。その後も何度もGIで好勝負を演じており、コンビ力は相当に高い。これまで有馬記念には5回参戦。22年のジェラルディーナの3着が最高着順だが、今年こそは10年にヴィクトワールピサで制した兄・M.デムーロ騎手に続く戴冠といきたい。