矢崎が現役ドラフトで移籍も…1軍で活躍を続ける2016年組 9日に実施された現役ドラフトで、広島に所属していた矢崎拓也投手がヤクルトに移籍した。昨年、守護神も務めた右腕の突然の移籍に驚きを隠せないファンも多かった。矢崎は2016年ドラフト1…
矢崎が現役ドラフトで移籍も…1軍で活躍を続ける2016年組
9日に実施された現役ドラフトで、広島に所属していた矢崎拓也投手がヤクルトに移籍した。昨年、守護神も務めた右腕の突然の移籍に驚きを隠せないファンも多かった。矢崎は2016年ドラフト1位で広島に入団。同年のドラフトは6選手が支配下指名を受け、そのうち5選手が活躍を続けている。
2016年のドラフトで、広島は、田中正義投手(現日本ハム)、佐々木千隼投手(現DeNA)と1位の抽選を2度外し、3度目の1位指名で慶大の矢崎を指名した。入団後5年間は2軍生活が多かったが、2022年に47登板で17ホールド、防御率1.82。昨季も54登板で、一時は守護神を務めるなど10ホールド、24セーブ、防御率2.81を記録しAクラス入りに貢献した。今季は26登板で1勝1敗10ホールド、防御率3.60の成績を残していた。
3位では中部学院大の床田寛樹投手が入団。2019年から1軍に定着すると、7年目の2023年に11勝7敗、防御率2.19の好成績を収め、先発ローテに欠かせない存在となった。今季は26試合に先発し、11勝9敗、防御率2.48と2年連続で2桁勝利を達成した。来季は慣れ親しんだ背番号「28」から「19」に変えて挑む。
同4位入団の坂倉将吾捕手は高卒1年目から1軍出場を果たし、2021年に打率.315、12本塁打、68打点を記録。以降も主軸打者として活躍を続け、今季は正捕手を務めながら打率.279、12本塁打、44打点を残し、11月には野球日本代表「侍ジャパン」に選出された。
同2位の高橋昂也投手は2021年に5勝をあげて以降、怪我の影響などで1軍登板がなかったが、今季3年ぶりに1軍登板を果たした。同5位のアドゥワ誠投手は今季先発に再転向すると、6勝4敗、防御率3.13と復活を予感させる結果を残した。同6位の長井良太投手は2019年オフに戦力外となったが、矢崎や床田をはじめ5選手がプロの舞台で飛躍を見せている。(Full-Count編集部)