NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25ディビジョン1 第1節(リーグ戦) カンファレンスB2024年12月21日(土)14:30 味の素スタジアム (東京都)東京サントリーサンゴリアス …

NTTジャパンラグビー リーグワン 2024-25
ディビジョン1 第1節(リーグ戦) カンファレンスB
2024年12月21日(土)14:30 味の素スタジアム (東京都)
東京サントリーサンゴリアス vs 埼玉パナソニックワイルドナイツ

東京サントリーサンゴリアス(D1 カンファレンスB)

新指揮官と新メンバーも加わる新シーズン
“新生サンゴリアス“の頂点を目指す戦いが始まる


プレシーズンでは「若手、ベテラン、代表キャップ数に関係なく」激しく競わせたという小野晃征ヘッドコーチ

今年こそ優勝を!その思いを胸に新シーズンに挑む東京サントリーサンゴリアス(以下、東京SG)。過去のジャパンラグビー リーグワンではトップ4に常に名を連ねながら、最後に優勝を味わったのはトップリーグ時代の2017-2018シーズン。ファン以上に選手たち自身が優勝に飢えているのは間違いない。

例年に比べて日本代表に選出される選手は少なかったが、ほぼフルメンバーで9月からみっちりチーム練習に打ち込むことができ、プラス要素へと転換。プレシーズンマッチも全勝で駆け抜けた。

開幕戦の相手は埼玉パナソニックワイルドナイツ。いきなり、リーグ屈指の強敵を迎えての大一番だが、今季から指揮を取る小野晃征新ヘッドコーチはチームの仕上がり具合に自信を見せる。

「自分たちが勝つために何が必要か。そのことを考えながらいい準備をしてきました。『プレシーズンをとおして全員にチャンスを与える』と選手たちには伝え、若手、ベテラン、代表キャップ数に関係なく競争をした結果として開幕戦のジャージーを勝ち取ることが大事だと思っていたので、練習から試合の強度で取り組んできました」

その激しい競争を経て、開幕メンバーに名を連ねた一人が、今季新加入の福田健太だ。明治大学ではキャプテンを務め、昨季までトヨタヴェルブリッツで活躍。ラグビーワールドカップ2023フランス大会にも出場した日本屈指のスクラムハーフである福田でも、東京SGの「コンペティション(競争)」にはカルチャーショックを受けたという。

「このチームはとにかくコンペティションがすごい!練習の強度から激しいですし、試合以上に圧力を感じることもあります。そして何より、試合メンバー23人を発表する際の雰囲気、空気感からも、このチームで23人に選ばれる責任の重さを感じています」


トヨタヴェルブリッツから新加入の福田健太選手は、開幕戦メンバー入り

アグレッシブ・アタッキング・ラグビーを標ぼうする東京SGのラグビーに、福田自身はどう貢献できるのか。

「僕のラグビースタイルもアタッキングラグビー。ボールをどんどん動かして、どんどんアタックしたい気持ちが強くあります。その上で東京SGの場合、ストラクチャー(攻撃や守備で陣形が整った状態)にとらわれすぎずにゲームにコミットすることが求められます。選手個々の、瞬間、瞬間の判断力が大事になってくるはず。僕にとっては新しい色のジャージーで心機一転、開幕戦からチームに貢献したいと思ってワクワクしています」

新指揮官の下、新メンバーも加えて挑む新シーズン。新生サンゴリアスは最高のスタートダッシュを目指す。

(オグマナオト)