大宮アルディージャは20日、社長交代を発表した。 レッドブルがクラブを買収し、10月からRB大宮株式会社がクラブを保有することとなった中、これまで通り佐野秀彦氏が代表取締役社長を務めていた。 そんな中、クラブは佐野社長が12月31日をもって…

大宮アルディージャは20日、社長交代を発表した。

レッドブルがクラブを買収し、10月からRB大宮株式会社がクラブを保有することとなった中、これまで通り佐野秀彦氏が代表取締役社長を務めていた。

そんな中、クラブは佐野社長が12月31日をもって退任することを発表。新社長は代表取締役の原博実氏が社長に就任することを発表した。

また、フィリップ・ヴンダーリッヒ氏がコマーシャルディレクターとして日本に拠点を移し、RB大宮のコマーシャル領域の発展を支援するという。

2025シーズンからはクラブ名もRB大宮アルディージャに変更する中、クラブは声明を発表している。

「長年にわたりクラブに貢献していただいた佐野秀彦代表取締役社長が、2024年12月31日をもって退任いたします。佐野社長は就任以来、クラブの財政的安定を牽引し、2022年にはクラブは自立経営による黒字を達成しました。また、彼のリーダーシップのもとで女子チーム「大宮アルディージャVENTUS」の歴史がスタートしました。最近のクラブの歴史における重要な場面で、卓越した貢献と揺るぎないリーダーシップを発揮されたことに、心より感謝の意を表します」

「また、代表取締役の原博実が、2025年1月1日付で佐野社長の後任としてRB大宮株式会社の社長に就任することをお知らせいたします。確かな実績と、未来に向けた明確なビジョンを持つ原新社長は、クラブを次の成功の章へと導いてくれると考えています。すでに原新社長はクラブ組織全体を前進させるための多大な影響力を発揮していますが、主要な責任領域はスポーツ領域(フットボール)となります。それ以外のコマーシャル領域(事業・経営管理)については、別途マネージングディレクターの就任を予定しています」

「さらに、クラブのコマーシャル組織は、ドイツ・ミュンヘンに拠点を置くレッドブル・サッカーとグローバルネットワークによってサポートされます。その一環として、2025年1月からフィリップ・ヴンダーリッヒが日本におけるレッドブル・サッカーのコマーシャルディレクターとして日本に拠点を移し、グローバルなレッドブル・サッカー部門の観点から、RB大宮アルディージャのコマーシャル領域の発展を支援することをお知らせいたします。フィリップは、いままでもクラブの株式譲渡に関して重要な役割を担ってきました。フィリップは2023年8月にレッドブル・サッカーの一員になる前には、FCバイエルン・ミュンヘンの東アジアオフィスの責任者として、日本マーケットを含めアジア全体において貴重な経験を積んでいます」

「このリーダーシップの変更は、RB大宮アルディージャが引き続き力強く活気ある未来を築いていくために行われます。われわれはファン・サポーターの皆さま、パートナーの皆さま、そしてすべての関係者の皆さまの変わらぬ熱意に感謝申し上げるとともに、新しいリーダーシップ体制のもと、新たな目標を一つ一つ達成していきたいと思います」