第69回有馬記念(GI、中山芝2500m)は19日、枠順が確定。登録馬が発表された段階から史上最高レベルとも噂され、人気馬が好枠を得た難解極める一戦だが、そんな時こそ競馬ファンの間で盛り上がるのが「サイン馬券」だ。ここでは2024年の世相か…

第69回有馬記念(GI、中山芝2500m)は19日、枠順が確定。

登録馬が発表された段階から史上最高レベルとも噂され、人気馬が好枠を得た難解極める一戦だが、そんな時こそ競馬ファンの間で盛り上がるのが「サイン馬券」だ。

ここでは2024年の世相から有馬記念のサインを読み解く。

◆【有馬記念2024予想/全頭診断】ドウデュース超えの根拠となる「3.0.2.1」 想定6人気以下には「2.1.0.0」で“狙うしかない”

■合言葉は『ドラゴンボール』

2001年はアメリカ同時多発テロがサインとなり、1着に3番人気マンハッタンカフェ、2着に13番人気アメリカンボスで馬連4万8650円。2012年は同年の漢字『金』の通りゴールドシップが優勝。また、当日は海上自衛隊がファンファーレを演奏し、2着に10番人気オーシャンブルーと「海」にちなんだ2頭でワンツーだった。

有馬記念はその年の世相を反映する。では今年の出来事からサインを読み解いていく。

1.『鳥山明先生ご逝去』

2024年、日本発の最も世界に影響を与えたニュースは、この悲しい出来事だったのではないだろうか。鳥山明先生の訃報には日本を飛び越え世界から哀悼の意が送られた。

奇しくも氏の代表作であるドラゴンボールは今年が連載開始40周年のメモリアルイヤー。

こちらから読み取れるサイン馬券はイニシャル「D」を1列目に、「B」を2列目に塗る『DB(ドラゴンボール)』馬券だ。

・イニシャルDの出走馬 (1)ダノンデサイル、(9)ディープボンド、(14)ダノンベルーガ

・イニシャルBの出走馬 (4)ブローザホーン、(5)ベラジオオペラ

そのほか、我らがヒーロー孫悟空から(5)ベラジオオペラと(9)ディープボンドの『5-9』馬券も買うべきだ。

2.『大谷翔平大活躍』

今年の話題を扱う上で避けて通れないのが、大谷翔平選手だ。新天地で迎えた今シーズンではワールドシリーズ優勝、史上初のDH専念選手のMVP選出、愛犬・デコピンとの始球式や出塁後に両手を上げお尻をひねる「DBZ」パフォーマンスなど一挙手一投足に注目が集まった。ここでは背番号の17より『(1)ダノンデサイル→(7)スターズオンアース』を推奨。また、「50-50」達成時のホームランボールがオークションにかけられ「439万2000ドル(日本円にして約6億6000万円)」で落札されたことも大きな話題になったことから、3連単なら『(4)ブローザホーン→(3)アーバンシック→(9)ディープボンド』もおすすめだ。

3.『パリ五輪』

競技種目だけでなく、各国選手たちの「かめはめ波」をはじめとした日本アニメに由来するパフォーマンスや、選手村の環境やセーヌ川の水質など様々なことが話題になったパリ五輪。その中でも、外国での開催では過去最多の獲得数となった日本選手団のメダルラッシュで国内は大きく湧いた。積み上げた数字は実に金メダル「20個」、銀メダル「12個」銅メダル「13個」。金メダルに対応する1着へ置きたかったドウデュースが残念ながら回避となってしまったが、銀メダルと銅メダルにちなんだ『(12)シュトルーヴェ→(13)スタニングローズ』を2,3列目に置いたフォーメーションのメダル3連単はいかがだろうか。

4.『横浜DeNAベイスターズ日本一』

国内のスポーツでは、1998年以来26年ぶり、また2010年の千葉ロッテ以来史上2例目となるリーグ3位から日本一となった横浜DeNAベイスターズが印象深い。ここからのサインはイニシャル「D」を1列目に、「B」を2列目に塗る『D(DeNA)B(ベイスターズ)馬券』が浮上する。そのほか、日本シリーズで新記録となる5試合連続打点を記録し、MVPを獲得した桑原将志選手の「打率.444」とチームカラーの「青」から『4枠』も警戒したい。

5.『103万の壁』

「ふてほど」の流行語大賞に多くの疑問が集まるなか、賛否問わず今年の下半期で日本国民の耳に最も入ってきた言葉は「103万の壁」ではなかろうか。ここからは数字そのまま活用の『(10)プログノーシス→(3)アーバンシック』の馬単をケア。ほかに、引き上げ目標とされている「178万円」から『(1)ダノンデサイル→(7)スターズオンアース→(8)レガレイラ』にも注目。

6.『地面師たち』

エンタメ界隈での流行語といえばNETFLIXオリジナルドラマ「地面師たち」だろう。「最もフィジカルで最もプリミティブで最もフェティッシュな~」などの印象深い台詞は多くのパロディが作られたほど。ここからは同じく印象深い「もうええでしょう」を「もうAでしょう」として、イニシャルAの『もう(3)アーバンシックでしょう』馬券をピック。3連単なら、主役のハリソン山中を演じた豊川悦司氏の誕生日「3月18日」からヒントを得て『(3)アーバンシック→(1)ダノンデサイル→(8)レガレイラ』の3歳独占馬券でええでしょう。

7.『今年の漢字』

金メダルや裏金問題など様々な「金」にまつわる事柄の多くを反映した今年の漢字。『金』が選ばれた年は過去4年あるが、すべて1番人気が勝利している。当日の1番人気馬には要注目の追い風サインだ。

まとめ

以上、今年の有馬記念を占うサインは7個。この『7個』、奇妙な一致が見えてこないだろうか。以下にニュースを整理していく。

1.鳥山明先生ご逝去 代表作は『ドラゴンボール』

2.大谷翔平大活躍 「DBZ」パフォーマンスの由来は『ドラゴンボールZ』

3.パリ五輪 「かめはめ波」パフォーマンス、もちろんドラゴンボールの『孫悟空』から。

4.横浜DeNAベイスターズ優勝 略称は「DB」、同じくDBといえば『ドラゴンボール』

5.103万の壁 「103」は「テンさん」とも読める。「天さん」といえばドラゴンボールでの『餃子の天津飯に対する呼称。』

6.地面師たち 豊川悦司氏の誕生日は「3月18日」。これはドラゴンボールファンの間で主人公の孫悟空らサイヤ人にちなみ「サイヤの日」と呼ばれている。

7.今年の漢字 金と言えば、ドラゴンボールにおける『スーパーサイヤ人』のこと。『金色の戦士』と表現されることもある。

すべての項目がドラゴンボールで繋がってしまった。まるでドラゴンボールサインのバーゲンセールだ。今年をあらわす出来事が、願いを叶えるドラゴンボールと同じ『7個』なのも偶然を超越し運命的なことではないだろうか。すべてが繋がる『DB』馬券に強力なサインが浮かび上がる結果となった。

果たして、「がんばれアーバンシック… おまえがナンバー1だ!!」となるか、「人気薄だって必死で努力すりゃ人気馬を超えることがあるかもよ」となるか、第69回有馬記念の結果やいかに。

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