12月20日(現地時間19日、日付は以下同)。『ESPN』の“NBA TODAY”の番組内で、ネイスミス・バスケットボール・…

 12月20日(現地時間19日、日付は以下同)。『ESPN』の“NBA TODAY”の番組内で、ネイスミス・バスケットボール・ホール・オブ・フェイム(以降、殿堂)による、2025年のバスケットボール殿堂入り候補者たちが発表された。

 今後は「NBAオールスター2025」の開催地カリフォルニア州サンフランシスコのベイ・エリアで2月15日に最終候補たちが発表され、4月6日にNCAAトーナメントのファイナル4(準決勝)が開催されるテキサス州サンアントニオで2025年の殿堂入りメンバーが決定する。


 今回、北米委員会とインターナショナル選手委員会から選出されたメンバーのうち、初めてノミネートされた主な元選手はカーメロ・アンソニー(元ニューヨーク・ニックスほか)、マルク・ガソル(元メンフィス・グリズリーズほか)、ロバート・オーリー(元ヒューストン・ロケッツほか)、ドワイト・ハワード(元オーランド・マジックほか)、アマレ・スタッダマイヤー(元フェニックス・サンズほか)という豪華な布陣。

 オールスターに10度、オールNBAチームに6度、NBAの75周年記念チームにも名を連ねたフォワードのカーメロは、レギュラーシーズン通算2万8289得点で歴代10位にランクインする稀代のスコアラー。

 3度のオールスターに2度のオールNBAチーム、2012-13シーズンに最優秀守備選手賞(DPOY)にも選ばれたガソルは、2019年にトロント・ラプターズの球団初優勝にも大きく貢献したスペイン出身のビッグマン。

 また、“ビッグショット・ロブ”の異名で知られるオーリーは、1994年と1995年にロケッツ、2000年から2002年にかけてロサンゼルス・レイカーズ、2005年と2007年にサンアントニオ・スパーズで計7度の優勝を経験した名脇役かつクラッチシューター。

 ハワードはオールスターとオールNBAチームに各8度、オールディフェンシブチームに5度選出され、2008-09から2010-11にかけて3シーズン連続でDPOYに輝いた実績を誇るビッグマン。

 2002-03シーズンの新人王アマレはオールスターに6度、オールNBAチームに5度選ばれたフォワードで、今回いずれも初ノミネートとなった。

 コーチでもレギュラーシーズン通算1128勝(793敗/勝率58.7パーセント)を誇るドック・リバースHC(ヘッドコーチ/現ミルウォーキー・バックスHC)、2006年と2007年にフロリダ大学をNCAAトーナメント2連覇へ導いたビリー・ドノバンHC(現シカゴ・ブルズHC)、ゴンザガ大学のマーク・フューHCが初ノミネート。

 また、女子委員会からはスー・バード(元シアトル・ストーム)、マヤ・モーア(元ミネソタ・リンクス)、シルビア・ファウルズ(元ミネソタ・リンクスほか)、シャミーク・ホールズクロー(元ワシントン・ミスティックスほか)といったWNBAのレジェンドたちが初ノミネートされている。

 北米委員会における、2025年のバスケットボール殿堂入りの候補に挙がった主なメンバーは下記のとおり(並びはファミリーネームのアルファベット順)。

■北米委員会が選出した2025年の主な殿堂入り候補たち


2008年北京オリンピックのアメリカ代表チーム

カーメロ・アンソニー(元選手/初)

ジョン・ビーライン(コーチ)

トム・チェンバース(元選手)

テリー・カミングス(元選手)

ビリー・ドノバン(コーチ/初)

マーク・フュー(コーチ/初)

アンファニー“ペニー”ハーダウェイ(元選手)*

ロバート・オーリー(元選手/初)

ドワイト・ハワード(元選手/初)

マーキス・ジョンソン(元選手)

ビル・レインビア(元選手)

モーリス・ルーカス(元選手)

ショーン・マリオン(元選手)

ディック・モッタ(元コーチ)

ドック・リバース(コーチ/初)

アマレ・スタッダマイヤー(元選手/初)

バック・ウィリアムズ(元選手)

*2024年の殿堂入り候補に追加ノミネート

【動画】カーメロのキャリア好プレー集はこちら!