デビュー3年目の小牧加矢太騎手が、中山大障害(3歳上・JGI・障害4100m)のネビーイーム(牡6、栗東・佐々木晶三厩舎)でGI初制覇を狙う。 小牧騎手は96年12月24日生まれの27歳。今夏までJRAに所属し、現在は地方・兵庫で活躍し…
デビュー3年目の小牧加矢太騎手が、中山大障害(3歳上・JGI・障害4100m)のネビーイーム(牡6、栗東・佐々木晶三厩舎)でGI初制覇を狙う。
小牧騎手は96年12月24日生まれの27歳。今夏までJRAに所属し、現在は地方・兵庫で活躍している小牧太騎手の長男。20年の全日本障害飛越選手権で優勝するなど、馬術の選手として活躍した後、22年2月にJRA騎手免許試験に合格した。JRA通算で275戦39勝。今年は重賞初制覇となった新潟ジャンプS(ホッコーメヴィウス)など18勝を挙げて、障害リーディングで首位に立っている。また、10月には「SAGA2024国民スポーツ大会」の馬術競技会で第6競技「成年男子ダービー競技」をトゥアイクリスタルで制した。
中山大障害のパートナーはネビーイームだ。今夏以降の近3走はオープンが1着、阪神ジャンプSが3着、そして前走のイルミネーションが2着だから、充実ぶりが目立つ。小牧騎手は前走こそ自厩舎のアサクサゲンキに騎乗するため、小坂騎手に手綱を譲ったが、それ以前は9戦連続でタッグ。したがってコンビ力にも不安はない。昨年の中山大障害は8着に終わったが、当時より力を付けていることは確実。立ち回り一つで上位争いになっていい。
これまでGIには3回騎乗。22年中山大障害のケンホファヴァルトが8着、23年中山大障害のネビーイームが8着、24年中山グランドジャンプのポルタフォリオが競走中止と、不完全燃焼に終わっている。今度こそはGIジョッキーの称号をつかみ取り、障害リーディングに大きく前進となるか。その手綱捌きに要注目となる。