昨季は54登板で24セーブ、背番号は広島時代と同じ「41」 現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手が19日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は広島時代と同じ「41」。「貴重なご縁をいただいたヤクルトスワローズで全力を…

昨季は54登板で24セーブ、背番号は広島時代と同じ「41」

 現役ドラフトで広島からヤクルトに移籍した矢崎拓也投手が19日、都内の球団事務所で入団会見を行った。背番号は広島時代と同じ「41」。「貴重なご縁をいただいたヤクルトスワローズで全力を尽くしたい」と、新天地での意気込みを語った。

 開口一番、矢崎は「まず最初に8年間広島の監督スタッフコーチ選手同僚、裏方さん、そしてファンの皆様にこの場を借りて感謝申し上げたい。お世話になったカープはあるんですけど、新しく貴重なご縁をいただいたヤクルトスワローズに縁に従って感謝して、自分のベストを尽くしたいという気持ちです」と、広島への感謝、そしてヤクルトへの思いを口にした。

 2016年ドラフト1位で慶大から広島入り。プロ入りから5年間で通算1勝にとどまっていたが、2022年に中継ぎとして47登板で防御率1.82と頭角を表す。昨季は54登板で24セーブを挙げるも、今季は26登板で10ホールド、防御率3.60だった。

 このオフに開催された第3回現役ドラフトで移籍が決まり、「率直に驚いたいう表現が正しいのかなと思うんですけど、電話がかかってきてその日にやっていることは知っていたので『あ、自分だな』というのが一番の印象です」と気持ちを明かした。新天地・ヤクルトについては「よく打たれたなって感じですね」と笑顔を見せる場面もあった。

「今のところ言われたところで自分のベストを尽くせればと思っています」と、どんな役割も務める覚悟。「相手がいることなのでわからないですけど、あまりひるまずにというか自分らしくできることが自分の武器かと思うのでそこを大事にしていきたい」と思いを新たにし、東京六大学リーグ時代から慣れ親しんだ神宮球場をホームに、プロ9年目で再スタートを切る。(Full-Count編集部)