J1歴代最多得点記録を持つ大久保嘉人氏が2024シーズンのJ1ベストゴールに選んだのは、トリコロールのブラジル人コンビが阿吽の呼吸で決めたシュートだった。【映像】DF陣翻弄の超絶ラストパス→衝撃の強烈ゴラッソ 12月16日の『やべっちスタ…
J1歴代最多得点記録を持つ大久保嘉人氏が2024シーズンのJ1ベストゴールに選んだのは、トリコロールのブラジル人コンビが阿吽の呼吸で決めたシュートだった。
12月16日の『やべっちスタジアム』では、『やべっちスタジアムAWARDS2024』と題し、2024シーズンのJリーグで飛び出したスーパープレーを紹介。ゴール賞、パス賞、守備賞、NO.1データ賞、サブイボ賞、特別賞、MVPの7部門に分かれ、番組MCの矢部浩之氏、大久保氏、中村憲剛氏、槙野智章氏らが、最も輝いたプレーを選出した。
見事ゴール賞に輝いたのは、横浜F・マリノスのFWヤン・マテウス。同胞のFWアンデルソン・ロペスとの絶妙な連係プレーで仕留めた一撃だ。大久保氏が選ぶ年間ベストゴールは、明治安田J1リーグ第13節のサンフレッチェ広島戦で飛び出した。2‐2で迎えた90分、横浜FMが左サイドからゴール前の崩しを試みる中、DF渡邊泰基がボックス内に斜めのパスを差し込む。すると、FW植中朝日がスルーし、ボースはボックス内中央のロペスのもとへ。背番号10は広島のDF中野就斗を背負ってキープし、足裏で背中側へラストパス。これに反応したマテウスは左足をシャープに振る。強烈なシュートがゴール左のサイドネットに突き刺さり、値千金の決勝ゴールとなった。
大久保氏は「2人で完璧に崩したゴールですよね」と述べると、「ロペスがマテウスのことをいつ見たのか分からない。ロペスはずっとボールを見ている。だけど、落とす位置が完璧なんです。ブラジル人同士の阿吽の呼吸でお互いのことが分かっていたんですかね」と選出理由を口にした。
番組内ではゴール賞を受賞したマテウスのコメントが動画で紹介された。「ロペスとは良い連係が取れました。たくさんアシストできたし、ロペスも(アシスト)してくれた。一緒にプレーできるのは心強い」と信頼関係に言及し、「ロペスがうまく落してくれて決めることができた。チームの素早い連係から生まれた美しいゴール」と誇らしげに振り返った。さらに「大久保さんと一緒にプレーできなかったのは残念でした。きっとたくさんアシストしてた」とスタジオに笑いを誘っている。
(ABEMA de DAZN/やべっちスタジアム)