20年ぶりの秋古馬三冠を狙うドウデュースを筆頭に、GI馬10頭が出走予定の第69回有馬記念。今年は下位人気にもGI好走馬が名を連ね、昨年同様、GI馬の上位独占でも万馬券になる可能性を秘めている。本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテ…

20年ぶりの秋古馬三冠を狙うドウデュースを筆頭に、GI馬10頭が出走予定の第69回有馬記念。

今年は下位人気にもGI好走馬が名を連ね、昨年同様、GI馬の上位独占でも万馬券になる可能性を秘めている。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに穴馬候補をピックアップ。ここでは「プログノーシス」を取り上げる。

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■プログノーシス

GIは全5戦のうち4戦が海外という異色のキャリアだが、いずれも掲示板内を確保。海外で2着3回、国内は昨年の天皇賞・秋で3着があり、トップクラスの実力があるのは間違いない。

今年は連覇を達成した金鯱賞で後にジャパンC2着同着のドゥレッツァに5馬身差の大楽勝。続く香港クイーンエリザベス2世Cでロマンチックウォリアーにクビ差2着迫るなど、戦ってきた相手関係を見ても決して見劣りしない戦績だ。

小回りコースの好走歴が多いのも特徴で、金鯱賞では直線でインを突いて一気に先頭に立ち押し切り、香港クイーンエリザベス2世Cでは序盤最後方から大マクリを見せた。直線わずか173mの前走・豪コックスプレートでは好位3番手で先行するなど、ここにきて身につけた機動力と自在性は、コーナー6回の中山芝2500mでは大きな武器となるはずだ。

海外競馬で好走できる要因が、自身が得意とするスローの展開からロングスパートのかたちに持ち込める点。確たる逃げ馬不在の今回、自ら動けるドウデュースの得意パターンが予想されるが、それはプログノーシスも同じ。2012年の有馬記念、代打騎乗の三浦皇成・エイシンフラッシュが直線早め先頭で沸かせたあの競馬が再現できれば、一発あっていい。

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