Mスポーツ・フォードは、グレゴワール・ミュンステールとルイス・ルーカが2025年のWRCにフォード・プーマ・ラリー1でフル参戦を継続することを発表した。 12月24日に26歳の誕生日を迎えるミュンステールは、ルクセンブルク出身。ベルギーラリ…

Mスポーツ・フォードは、グレゴワール・ミュンステールとルイス・ルーカが2025年のWRCにフォード・プーマ・ラリー1でフル参戦を継続することを発表した。

12月24日に26歳の誕生日を迎えるミュンステールは、ルクセンブルク出身。ベルギーラリー選手権を卒業して2022年にWRC2への参戦を開始し、翌23年にはラリー1マシンでの初参戦を果たした。24年、初めてWRCのトップカテゴリーでのフル参戦に挑んで貴重な経験を積み、第6戦サルディニアで自己ベストの総合5位フィニッシュをマークした後、ターマックイベントのセントラルヨーロッパ、ジャパンでも5位フィニッシュしたほか、トップ3タイムも連発するなど成長を見せた。25年も、シリーズに設定される全14戦にラリー1マシンで挑み、WRC初ポディウムを目指す。





Mスポーツ・フォードからはアドリアン・フルモーがヒョンデに移籍しており、25年はミュンステールがチームのエースドライバーを担う。チームメイトとなる若手成長株のクルーは、近日中に発表するとしている。

チーム代表のリチャード・ミルナーは「今季はグレゴワール、ルイスとの活動をとても楽しめたので、ふたりが25年もチームから参戦してくれるのはとてもポジティブなこと」とコメント。
「トップカテゴリーでのフル参戦初年で大きな成長を見せたので、25年も目標や期待は現実的にならなくてはいけないが、彼らにとっては素晴らしいチャンス。ふたりはそれにふさわしいと心から信じている」

Mスポーツ・フォードからフル参戦継続が決まったミュンステールは「来年、またプーマをドライブする機会が得られたこと、特にMスポーツの優れたチーム体制と雰囲気の中でドライブできることを本当に楽しみにしている。トップカテゴリーでの躍進を続け、24年の成績からさらに向上させることを目標に、ルイスとも仕事を続けられることをうれしく思う」とコメントを寄せている。
「もちろん、自己ベストの5位を更新して総合4位に入ることを目指すし、最終的には表彰台も狙いたい」

ルーカも「25年もまたチームに戻れることを、とてもうれしく思う!」とコメント。
「1年の間に培った経験を活かして、翌年はさらに上を目指すことが、自分たちが常に目指していること。ラリーのたびに成長していくことを、来季も続けていきたい。Mスポーツのような経験豊富なチームからフル参戦できるのは、本当に光栄なこと。自分たちのような若いクルーにとって、Mスポーツが持っている経験から恩恵を受けることは重要なことだ。モンテカルロと、この新しいシーズンに挑むことを本当に楽しみにしている」