日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰式が18日に都内で行われ、7月の国内メジャー「日本プロ」で大会初出場にしてプロ初優勝を飾った杉浦悠太が「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)」を受賞した。23年「ダンロップフェニックス」で史…

昨年に続き2年連続の受賞

日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の表彰式が18日に都内で行われ、7月の国内メジャー「日本プロ」で大会初出場にしてプロ初優勝を飾った杉浦悠太が「ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)」を受賞した。23年「ダンロップフェニックス」で史上7人目のアマチュア優勝を挙げ、特別賞を受賞し2年連続の表彰となった。「去年『来年はルーキーを』と話していて、実際にそれが実現した。そういう意味でもすごくうれしい」と喜びをあらわにした。

今季は優勝を含む6度のトップ10入り、賞金ランキングは11位で終えた。シーズンに点数をつけると、100点満点で「80点」。「ゴルフはレベルアップを感じられた一年」とプレー内容は評価する。一方で、8月「Sansan KBCオーガスタ」を体調不良で途中棄権し、続く4試合も欠場。「少しケガをしてしまってゴルフができない時期があったりして。ゴルフだけじゃなくて、そういうところも気を使ってやって行かなきゃいけないという意味でマイナス20点です」と反省点を挙げた。

来年は「賞金王」を目指す

最終戦「日本シリーズJTカップ」を終えてからは、イベントなどオフシーズンの“お仕事”で「まだゆっくりできていない」と慌ただしい日々を過ごしている。来季の目標は「賞金王」と宣言。今季賞金王になった金谷拓実のように、来年はPGAツアーの予選会も意識していく。

5位タイまでしか獲得できない出場権を手に入れた先輩には、「本当に難しいことだと思うので、やっぱりさすがだなって」と尊敬の眼差しを向ける。「(自分も)挑戦したいなと思っているので、賞金王もだけど、最終的にはそこ(最終予選会)を目指して頑張りたい」と力を込めた。

来年は1月9日開幕の米ツアー「ソニーオープンinハワイ」(ワイアラエCC)から始動することが決まっている。年明け早々の始動で短い調整期間となるが、「その試合のためにということではないけど、もうずっと継続して行っているトレーニングをしっかりやっていきたい」と話した。(編集部・石井操)