12月18日(現地時間12月17日)、NBAのインシーズントーナメント「エミレーツNBAカップ」決勝がラスベガスのT-モバイ…

 12月18日(現地時間12月17日)、NBAのインシーズントーナメント「エミレーツNBAカップ」決勝がラスベガスのT-モバイル・アリーナで開催され、ミルウォーキー・バックスが97-81でオクラホマシティ・サンダーを下し、初優勝を果たした。

 サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーがジャンパーで初得点を挙げると、バックスのヤニス・アデトクンボも豪快なダンクシュートを叩き込むなど、両チームの主力が存在感を見せて互角の展開。前半の3ポイント成功率はバックス38.9パーセントに対し、サンダー5.8パーセントと対照的なスタッツだったが、サンダーも堅守を見せ、バックス1点リードの51-50で折り返した。

 ハーフタイム明けの第3クォーターは、開始3分でルーズボールに両チームの選手がダイブするなど、肉弾戦も厭わない大熱戦となったが、立て続けに長距離砲を射抜いたリラードと、ペイント内で攻守に躍動したアデトクンボの存在感が際立ち、徐々にバックスがリードを拡大。13点差で迎えた第4クォーターもバックスが好スタートをきり、最後は突き放すように勝ちきった。

 バックスはアデトクンボが26得点19リバウンド10アシスト2スティール3ブロックでトリプルダブルを達成。リラードも5本の3ポイント成功を含む23得点と、オフェンスをけん引した。レギュラーシーズン序盤こそ低調なスタートだったものの、今大会はグループステージを無傷の4連勝で突破し、トーナメントではオーランド・マジック、アトランタ・ホークスを撃破。勢いそのままに頂点まで駆け上がった。

 一方、サンダーはシェイがチーム最多21得点、ジェイレン・ウィリアムズ、アイザイア・ハーテンシュタインも2桁得点を挙げたが、試合を通じて3ポイント成功率15.6パーセントと3ポイントが不調だった。リーグ戦では現在ウェスタン・カンファレンス首位と好調だったものの、高さのあるバックスに対して第3クォーターはわずか14得点。勝負の第4クォーターも最後はバックスの壁に弾き返される格好となった。

■試合結果

バックス 97-81 サンダー

MIL|27|24|26|20|=97

OKC|28|22|14|17|=81