キャベッジはマイナーでトリプルスリーも達成している(C)Getty Images 目指す日本一に向け、巨人が貪欲に補強を進めている。 巨人は17日、ソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也の獲得を発表。5年15億円超の破格オファーに加え…

 

キャベッジはマイナーでトリプルスリーも達成している(C)Getty Images

 

 目指す日本一に向け、巨人が貪欲に補強を進めている。

 巨人は17日、ソフトバンクから国内FA権を行使した甲斐拓也の獲得を発表。5年15億円超の破格オファーに加え、阿部慎之助監督が現役時代に着けていた背番号「10」を託し、口説き落としたとされる。

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 甲斐といえば、ソフトバンクの正捕手のみならず、侍ジャパンの一員としても、2021東京五輪の金メダル、23年WBCの世界一奪回に貢献。「世界一捕手」の称号で知られるだけに甲斐の加入は守りの野球を目指す指揮官にとっても、大きなピースとなりそうだ。

 先には中日の絶対守護神、ライデル・マルティネスの獲得も決定。今季43セーブをマークし、2度目のセーブ王に輝き、22、23年シーズンは2季連続で防御率0点台と他球団もふるえあがる勝利の方程式構築に着々と進んでいる。

 また楽天を自由契約となっていた田中将大の獲得も決定。今季15勝をマークした菅野智之の穴を埋めるべく、日米通算197勝マークのレジェンド右腕が加入したことで投手陣にさらに厚みが増すことも期待されている。

 さらに補強の手はゆるめない。18日には来季の新外国人として前パイレーツのトレイ・キャベッジ外野手と入団合意に達したと「スポーツ報知」などに報じられた。

 エンゼルスでプレーした昨季は3Aで打率.306、30本塁打、89打点、32盗塁とトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を達成、メジャーに昇格後は一時、在籍していた大谷翔平(現ドジャース)とプレーした経験もある。

 またキャベッジ合流で期待がかかるのは「5番打者」としての活躍だ。4季ぶりにリーグ制覇を果たしたチームもシーズン通して得点力の低さに悩まされた。CSファイナルSでは6試合で計9得点の貧打ぶりもクローズアップされた。

 4番、岡本和真の後ろを固める一発もある強打者が求められていたとあって、まさに補強ポイントに合致する。キャベッジは27歳とまだ若く、一塁、外野も守れるとあって、幅を持って起用できることもチームにとっては大きい。

 攻守において補強戦線で続々とバージョンアップを果たしている阿部巨人が2025年にどんな暴れっぷりを見せてくれるのか、ファンも楽しみとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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