日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰「JLPGAアワード」が17日に都内のホテルで開催され、竹田麗央が年間最優秀選手賞、賞金ランキング、JLPGA栄誉賞、メディア賞、特別賞の5冠を達成した。年間8勝を挙げた今季はツアー史上最高賞…
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の年間表彰「JLPGAアワード」が17日に都内のホテルで開催され、竹田麗央が年間最優秀選手賞、賞金ランキング、JLPGA栄誉賞、メディア賞、特別賞の5冠を達成した。年間8勝を挙げた今季はツアー史上最高賞金額の2億6573万16円を獲得。白と緑色に染められた着物を身にまとい、会場を彩った。
登壇した竹田は「こんなに優勝できるとは思っていなかったのですごくビックリしていますし、最後に年間女王を獲ることができてうれしい」と喜びを言葉に。賞金の使い道については「物欲がないので貯金です」と話し、来年から主戦場を移す米国女子ツアー転戦の経費に充てたい構え。「初めてのアメリカツアーで環境も変わるので、早く慣れるようにベストを尽くしたい」と意気込みを示した。
6月「全米女子オープン」で日本勢史上初のメジャー複数回優勝を成し遂げた笹生優花、7月「アムンディ エビアン選手権」で日本人女子4人目のメジャー覇者で日本勢初となる最少平均ストローク賞「ベアトロフィ」を獲得した古江彩佳の2人がJLPGA輝き賞を受賞。笹生はスポンサー先の「ラルフローレン」のジャケットパンツを着用し、古江はツイード柄のドレスで可憐に登場した。
特に印象の残る活躍をしたプレーヤーが選出される敢闘賞では、米女子ツアーで小林浩美会長以来34年ぶりにルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞した西郷真央、国内ツアーで竹田と並んで年間女王争いを演じた山下美夢有が選ばれた。山下は3年連続の平均ストローク賞、栄誉賞を含む3冠を達成した。
今季限りでツアーの第一線から退く上田桃子は、特別功労賞を受賞。2007年に当時史上最年少の21歳156日で賞金女王になるなど活躍し、通算450試合の出場で17勝を挙げた功績が称えられた。
<受賞者一覧>
年間最優秀選手賞:竹田麗央
賞金ランキング賞:竹田麗央
平均ストローク賞:山下美夢有
新人賞:イ・ヒョソン
明治安田ステップ・ランキング1位:権藤可恋
敢闘賞:山下美夢有、西郷真央
栄誉賞: 竹田麗央、山下美夢有
輝き賞:古江彩佳、笹生優花
BEST PLAY OF 2024:政田夢乃
メディア「ベストコメント」部門: 竹田麗央
ティーチャー・オブ・ザ・イヤー清元登子賞:該当者なし
ゴルフビジネス賞:菅野仁美
特別賞:山本薫里、3ツアーズJLPGAチーム(竹田麗央、小祝さくら、桑木志帆、河本結、古江彩佳、佐久間朱莉)
特別功労賞:上田桃子