オリオールズと契約合意した菅野の長所を「MLB公式」が徹底解説している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext 巨人から海外FA権を行使していた菅野智之が、米大リーグのオリオールズと契約合意したことが発表された。現地…

オリオールズと契約合意した菅野の長所を「MLB公式」が徹底解説している(C)TakamotoTOKUHARA/CoCoKARAnext

 巨人から海外FA権を行使していた菅野智之が、米大リーグのオリオールズと契約合意したことが発表された。現地時間12月16日(日本時間17日)、オリオールズの『球団公式SNS』も報じ、「トモユキ、オリオールズへようこそ!」と投稿している。

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『MLB公式サイト』も「スガノは日本のプロ野球で12シーズンを過ごし、日本で最も歴史のある球団である読売ジャイアンツで長年エースとして活躍した後、メジャーリーグにやって来る」と伝えた。

 また、「35歳の菅野はNPBで多くのタイトルを獲得した投手の一人だ。日本版サイ・ヤング賞ともいえる沢村賞を2度受賞し、リーグMVPを2度受賞、オールスターに8回選出されている」と、右腕の輝かしい球歴を説明した。

 さらに、「多彩な投球スタイルを持ち、抜群のコントロールで知られている。それが投手としての彼の際立った長所だ」と指摘。「彼はフォーシーム、シンカー、カッター、スライダー、スプリッター、カーブを投げる。スプリッターとスライダーは彼の主な空振り球である」と、その投球スタイルについても称賛した。

 今季のNPBのデータを振り返り、フォーシーム(直球)の割合は26%で最速92マイル(約148キロ)、カットボールは20%で87マイル(約140キロ)などと紹介し、菅野の武器を徹底解説した。

 「スガノはこれまでにもメジャーリーグの打者と対戦しており、最強の打者を圧倒してきた。2017年のWBCでは日本代表のエースとして活躍し、準決勝では米国代表との対戦で先発した。スガノはマウンドに立って6イニングで米国を自責点1に抑えた」と、国際大会での成績にも触れ、大舞台での強さを紹介した。

 菅野は2020年オフにポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指したものの、当時は契約合意には至らなかった。巨人で通算136勝を挙げ、ついに念願のメジャーリーガーとなる35歳の右腕。海の向こうでどんな投球を見せてくれるのか、日米のファンが注目している。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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