米男女ツアー共催のペアマッチ「グラント・ソーントン招待」で、今季限りでツアーフル参戦から撤退するレキシー・トンプソンと組んだリッキー・ファウラーが、コブラの新DSアダプトXドライバーを実戦投入した。10月初旬の「サンダーソンファームズ選手…
米男女ツアー共催のペアマッチ「グラント・ソーントン招待」で、今季限りでツアーフル参戦から撤退するレキシー・トンプソンと組んだリッキー・ファウラーが、コブラの新DSアダプトXドライバーを実戦投入した。
10月初旬の「サンダーソンファームズ選手権」でテーラーメイドBRNRミニドライバー、黒いコブラ キングツアーアイアン、L.A.B.ゴルフDF3パターをバッグに入れるなど、いくつか用具変更を行い、今回はドライバーを三菱ケミカル ディアマナWB 73TXシャフトを装着したロフト角9度の新しいコブラDSアダプトXに変更した。
今回の決断は数々のドライバーの長期間テストを経たもので、その間、使用したものにはコブラDSアダプトシリーズの各モデルのほか、他メーカーのドライバーも含まれていた。
「できる限りのことを学びつつ、(コブラの)将来の製品にも生かせるよう、ドライバーのテスティングをたくさん行なってきた。僕は色々なクラブをエンジョイしてきたし、どうして(各クラブが)特定のフィーリングを持っているか理解することを楽しんできた。シャフトにも同じことが言えるね。特定のクラブでなぜ、手に持った際やスイング中で独特の感触がするのか、何が弾道の違いを生み出すのか。僕にとって、そうした理解を深めることが、最終的には助けとなるからね」
ファウラーは最も低スピンのLSモデルでなく、コブラDSアダプトXモデルを選んだ。Xヘッドは彼が求めるフェアウェイを捉える寛容性の点で優れており、決め手となったようだ。
「XヘッドはLSより遅いとか、そういう訳ではなかった。安定性をより重視した。僕はできる限りフェアウェイからプレーしたい。それが僕にとっても、テスティングにとっても大きな要素だった」
ファウラーはヘッドに対して33通りのライ角とロフト角のコンビネーションを実現するフューチャーフィット33などが搭載された新ドライバーのテクノロジーを称賛した。
「フィッティングや微調整がより緻密になったのは間違いない。これまでは、何種類かのヘッドと、いくつかのロフトのオプションがあっただけだからね。調整の範囲も、それまでのライ角やロフト角を使い、ノーマルなセッティングか、あるいは若干アップライトにするくらいのものだった。従来のオプションは6通りぐらいだったんじゃないかな。それが33通りになった」
さらに「ライ角とロフト角を個別に調整できるのは良いね。時には、ロフトを減らしつつ、アップライトにするか、あるいはフラットにしたい場合もあるわけで、ロフトにも同じことが言えるよね。オプションが広がり、きっちり微調整して合わせ込めるようになったのは良かった。これは最大の変更の一つだと思う。僕はアダプトのヘッドの方が良いと、はっきり感じているし、自分にはXヘッドがピッタリ合っていると思っている」と語った。
(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)