西日本では一年で最後のJRA重賞。マイルとスプリント、それぞれの路線から有力馬が集まり毎年レベルの高いレースとなるが、過去10回で1番人気の連対は19年のグランアレグリアと22年のダイアトニックしかなく、中々すんなりとは決まらない。2桁…
西日本では一年で最後のJRA重賞。マイルとスプリント、それぞれの路線から有力馬が集まり毎年レベルの高いレースとなるが、過去10回で1番人気の連対は19年のグランアレグリアと22年のダイアトニックしかなく、中々すんなりとは決まらない。2桁人気も多く馬券に絡んでいる。
1.重賞実績は必須
過去10回の勝ち馬のうち、それまで重賞未勝利だった馬はゼロ。実績馬に比較的有利な定量戦であり、既成勢力の壁は高い。16年は昇級初戦のグランシルクが3番人気で7着、17年は条件戦を4連勝して挑んだモズアスコットが1番人気に支持されたが4着に敗れた。
2.前走馬券圏外の馬に妙味
過去10回の勝ち馬で前走からの連勝を果たしたのは2頭のみ。他の8頭中7頭は前走4着以下からの巻き返しだった。過去の勝ち馬には、前走13着から一変したグレナディアガーズ、前走6着から巻き返したダノンファンタジーなどもおり、実績があれば前走の結果はそこまで気にしなくて良さそう。
3.前走オーロカップ組に妙味あり
ここへ来るローテーションとしてはマイルCSやスワンS、スプリンターズS組が主流だが、意外と成績が良くて妙味があるのはオーロC組。[1-1-1-5]で単勝、複勝の回収率も100%を超えている。距離が同じ1400mで、親和性が高いということなのだろう。なお、オーロC組も着順は問わない。
ウインマーベルは昨年の覇者で1400mの重賞を3勝している。リピーターの多いレースだけに、連覇も十分あり、堅軸として考えたい。相手で妙味を狙う。