パリ五輪のブレイキン男子4位で日本選手団の旗手を務めた半井重幸(Shigekix、22)が16日、大阪市内の大阪経済大で講演会に臨んだ。昨年CMに出演したつながりのある同大。学生約150人を前に、講義室の壇上で「大会と変わらない全力」のダン…

パリ五輪のブレイキン男子4位で日本選手団の旗手を務めた半井重幸(Shigekix、22)が16日、大阪市内の大阪経済大で講演会に臨んだ。昨年CMに出演したつながりのある同大。学生約150人を前に、講義室の壇上で「大会と変わらない全力」のダンスを披露し、その後約1時間にわたって講義した。

海外遠征を100回以上繰り返してきた22歳は「自分のキャパシティーを超える場所に身を置くことを大事にしている」と言う。「いつも通りも最高な日常だけど、そこでは見いだせないものがある」。中学1年からは単独で海外渡航。講義後には「タクシーで全財産を偽札に替えられたこともあった。次の日の朝に警察が来て…。人生でパトカーで会場入りすることはないだろうな」と海外で巻き込まれたハプニングも明かしたが「世界は広い」と学びは多く、学生にも推奨した。

挑戦することの意義、自身の夢などの思いを語った半井。「同じ目線で応援してもらえる存在でありたい」と若者の希望になることを誓い「これから盛り上げていくのは僕らの世代。野望に向かって、その間で仲間と出会って、最高の人生を歩んでほしい」と活躍を願った。【竹本穂乃加】