米音楽業界の大御所であるファット・ジョー氏(右)が、発した大谷(左)への発言が波紋を広げている。(C)Getty Images 音楽業界の大御所が放った“皮肉”が波紋を呼んでいる。 物議を醸すキッカケとなったのは、元NBAスターのカーメロ・…
米音楽業界の大御所であるファット・ジョー氏(右)が、発した大谷(左)への発言が波紋を広げている。(C)Getty Images
音楽業界の大御所が放った“皮肉”が波紋を呼んでいる。
物議を醸すキッカケとなったのは、元NBAスターのカーメロ・アンソニー氏がホストを務めるポッドキャスト番組『7PM in Brooklyn with Carmelo Anthony』に出演したラッパーのファット・ジョー氏が放った発言だ。
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今年11月に開催されたヤンキースとドジャースのワールドシリーズの第3戦にゲストとして出演し、野球界との結びつきが話題となったファット・ジョー氏。ニューヨーク州ニューヨーク市ブロンクス区で生まれた彼は、今オフにメッツと15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)の巨額契約を交わしたフアン・ソトの話題に次のように触れた。
「ソトが“あの日本人”よりもちょっとだけ多い契約金を得たのには理由がある。それはいつだって本物だったからだ。野球はチームスポーツだ。9人でプレーする。勝つにはチームが必要なんだ。俺は妄想を話しているわけじゃない。メッツのソト。これが今シーズンのような勢いがあったら、かなりすごいだろ」
26歳の若さでFA権を手にし、MLB通算201本塁打、同OPS.953を記録しているソトの実績は確かに「本物」ではある。一方で、真意こそ不明ながら大谷翔平を「あの日本人」と表現したことに対するハレーションは広まっている。
日夜ドジャースの情報を発信する米専門サイト『Dodgers Nation』のタグ・マケイン記者は、同サイトのポッドキャスト番組内で「ニューヨークのラッパーはかなり迷走していた。とくにショウヘイ・オオタニについての発言はありえない」とファット・ジョー氏を糾弾。さらに「そもそもショウヘイ・オオタニという名前を知らないのなら野球の試合でパフォーマンスをするべきではないし、今の野球を語るべきではない。彼の名前は“あの日本人”じゃなくショウヘイ・オオタニだ」と苦言を呈している。
「彼の言動の全てにおいて最も狂っていることはショウヘイよりも高額の契約をしたソトが誰よりも優れた選手であるかのように振舞っていることだ。ショウヘイの契約には97%の後払いが組み込まれていて、お金をもたらす。そして1年目からワールドシリーズ優勝もしている。ショウヘイの契約はメジャーリーグ史上最高のものになるかもしれないんだ」
咄嗟に名前が出なかったのか、それとも大谷を揶揄する意味を込めたのか。その真意は分からないが、大物ラッパーに対する批判の声は強まっている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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