総合格闘家の堀口恭司は16日、自身のYouTubeチャンネルを更新。自身のコーチであるマイク・ブラウン氏とのトーク動画を公開し、アメリカン・トップ・チーム(ATT)の同門で、8日(現地時間7日)に朝倉海に一本勝ちを収めた元UFC王者アレッシ…
総合格闘家の堀口恭司は16日、自身のYouTubeチャンネルを更新。
自身のコーチであるマイク・ブラウン氏とのトーク動画を公開し、アメリカン・トップ・チーム(ATT)の同門で、8日(現地時間7日)に朝倉海に一本勝ちを収めた元UFC王者アレッシャンドリ・パントージャ(ブラジル)との“同門対決”などについて語った。
◆【最新世界フライ級ランキング】朝倉海、堀口恭司、平良達郎ら日本選手・RIZIN勢は現在何位?
■コーチはUFC復帰を希望「当時より1000倍よくなった」
マイク氏はATTで知り合ったコーチで、2016年11月の「UFC Fight Night」アリ・バガウティノフ戦で初めて堀口のセコンドに就くなど長年親密な関係を築いている。
マイク氏は堀口の実力について「ベスト。世界で一番だよ。疑う余地もない。特にフライ級ではね」と大絶賛。
噂されている、パントージャとの“同門対決”について問われると、「チームメートが戦うのは好きじゃない、とてもタフなことだ。でもビッグタイトルを懸けるなら、それはよく起こり得ることだ」とし、「トーナメントもチャンピオンシップもそう。そういうときだけは仕方ないと思うよ。だけど、僕には自信がある。キョウジが世界一を獲るとね」と複雑な胸中を語った上で、堀口が王者になることには自信があると述べた。
また、堀口の今後については、「僕はUFCで見たい。僕はキョウジが過小評価されていると思う。世界がまだ君の才能に気づいていない。世界の人はまだ知らない」と、2016年以来となるUFC復帰を望んだ。
マイク氏は、UFCでの敗戦は15年4月、堀口が24歳の時のデメトリアス・ジョンソン戦のみだとし、「(堀口は)ストライキングに関してはずっと高いレベルだったけど、グラップリングに関してはすごくレベルアップした。レスリングのレベルも上がったよね。その時の君よりも1000倍くらいよくなっているよ」と、堀口の成長に太鼓判を押した。堀口は13年10月にUFCデビューを果たし、約3年間で8戦7勝1敗でUFC3位の好成績を残している。
■世界ランキング4位浮上は王者挑戦への伏線?
さらに、堀口が朝倉に勝ったパントージャが試合後インタビューで「堀口が望むならUFCタイトルを懸けて戦う」と発言した件についても触ると、マイク氏は「それはいい方向に動いているね」とし、「(堀口は)今まで40試合くらい試合をしてきて、フライ級で君のフィニッシュ率はもっとも高い」とし、バンタム級でも戦ったことも振り返り、「パチー・ミックスも大きいし、コールドウェルもそう。彼みたいな大きい選手と2回もタイトル戦をした。それはクレイジーなことだよ。適正階級はフライ級なのに、それでも君は世界的に強いファイターを倒してきた」と堀口の背中を押した。
米総合格闘技ランキングサイト『ファイトマトリックス』は朝倉とパントージャの試合後に、世界フライ級ランキングを更新。トップ10には日本人3人がランクインして、もともと5位だった平良達郎に加え、ランク外から朝倉が10位、そして堀口が4位に急浮上した。
堀口は今年6月に行われた「RIZIN.47」でのセルジオ・ペティス戦以降試合をしていないので、王者パントージャの発言を受けて、UFC王座挑戦が現実味を帯び始めた可能性がある。堀口の次戦は、大晦日大会「RIZIN DECADE」でのエンカジムーロ・ズールー戦。これに勝てば、さらにタイトルマッチが近づくかもしれない。
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