リーグ・アンの舞台で初めて“揃い踏み”が実現した日本人トリオの“和気あいあい”シーンが反響を呼んだ。 現地12月14日…
リーグ・アンの舞台で初めて“揃い踏み”が実現した日本人トリオの“和気あいあい”シーンが反響を呼んだ。
現地12月14日に行われたフランス1部リーグ・アンの第15節で、伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスが、南野拓実を擁するASモナコを本拠地で迎え撃った。日本代表の3人はいずれもスタメン出場し、リーグ・アンで初めて同時にピッチに立つことになった。
年齢的には伊東が31歳、南野が29歳、中村が24歳。いずれも日本が誇るアタッカーであり、甘いマスクでも人気の3人は、その試合前のピッチ上で再会を果たした。3人は笑顔で握手を交わし、ピッチ上でしばらく談笑した後、そのままスタジアム内に移動して選手通路でも会話を続けた。
その日本人トリオの談笑シーンを、モナコの日本語版公式エックス(旧ツイッター)が撮影し、「ピッチ上ではライバルですが、試合前は和気藹々としています」との説明とともに公開した。するとこの動画に対して、ファンからは次のようなコメントが寄せられた。
「フランスで戦う三銃士 試合前のラフな感じ 落ち着く」
「リーグアントリオ、仲良し」
「全員カッコ良いやん」
「この動画だけで幸せ」
「なんだこのイケメントリオは」
■再三、決定機を迎えるも…
試合は両チームがチャンスを作りながらも得点が生まれない展開となった。その中で、まずはモナコの南野が前半15分にゴール中央から、同28分にはゴール右でシュートチャンスを迎えたが、ともに相手DFの体の張ったブロックに防がれてゴールならず。
対して、Sランスは前半37分にカウンターから決定機を作り、味方のクロスに中央で完全にフリーになった中村がジャンプしながらの左足ボレーでゴールを狙ったが、シュートは枠外へ。そして伊東は前半41分に右サイドから強烈な右足シュートを放った後、後半6分には得意のドリブルで右サイドを突破して中央へ絶妙のラストパスを送ったが、FWウマル・ディアキテのシュートはバーを直撃した。
そして再び、南野。守備での貢献を続けた中、後半32分に後方からのロングボールに抜け出してGKと1対1になったが、シュートは右へ逸れ、後半アディショナルタイムに放ったゴール前でのボレーシュートはゴール上へと飛んだ。
結果的は0-0の引き分け。再三の決定機をものにできなかった不満は大いに残ったが、伊東、中村、南野の日本人トリオの動きは鋭く、攻守に渡って存在感を見せていた。この日奪えなかったゴール、そして決着が付かなかった借りは、来年3月2日の第24節、今度はモナコの本拠地試合で返されることになる。