2ラウンド開始のゴング直後に美しすぎる回し蹴りを一閃。グローブを合わせた瞬間と同時に足裏がアゴから首筋にかけて飛んでくる戦慄の奇襲攻撃にファンからは「虚をついた」「ヤバすぎる」「これが空手」「見えないキックは効く」など驚きの声が相次いだ。…
2ラウンド開始のゴング直後に美しすぎる回し蹴りを一閃。グローブを合わせた瞬間と同時に足裏がアゴから首筋にかけて飛んでくる戦慄の奇襲攻撃にファンからは「虚をついた」「ヤバすぎる」「これが空手」「見えないキックは効く」など驚きの声が相次いだ。
12月14日に代々木第一体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~」で上野奏貴(kickboxing gym SHINYUUKI+)と上田咲也(HIGHSPEED GYM)が対戦。試合は2ラウンド5秒、開始のゴングとともに、空手がルーツの上野が回し蹴りで上田を衝撃ノックアウト。昨年のK-1甲子園優勝者がデビュー3戦連続KO、期待の新星が圧巻の快勝を収めた。
K-1甲子園2023の覇者、18歳の上野はここまで2連勝。小学生の時に学年別の極真空手の全国大会で勝利を重ねてきた有望株。対する上田はK-1甲子園2022年の覇者、Krushデビュー敗戦からの復帰戦となる。ゴングとともに、ジャブ、ストレートとキレのいい打撃で入る上田だが、すぐに上野がローで削りながらアッパー、ボディと多彩なパンチで逆転。上下と打ち分けながらペースを握り、ラウンド終了間際には軸足を狩って上田の体勢を崩すなど完全にペースを握る。
ファンも「上手いな」「今のローダウンでも良かったな」と上野優勢の声のなか、試合は2ラウンド開始とともに衝撃のエンディングを迎える。ゴングとともにリング中央に歩み寄る両者、軽く拳をあわせた瞬間に上野が回し蹴りを振り抜いて相手のアゴを捉えると、意識を失ったように背後へダウン。クリティカルな一撃で上田は動けず、ここで試合はストップとなった。
ラウンド開始直後のファーストコンタクト。唐突かつ鮮やかなKO劇にファンも「一撃必殺」「すげーな」「こんな大技がきれいに決まるのは珍しい」と騒然。「グローブタッチ直後ってのが…」「虚をついたな」とまさかの奇襲に対するコメントが続いた。一方でABEMAの解説・佐藤嘉洋は「ゴングがなれば試合は始まってますんで、そこで自分の戦いのモードに入らないと」と手厳しかった。