ソト獲得はメッツにとって「補強の始まりでないといけない」 ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手は、スポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1176億円)でメッツと契約した。2025年シーズンでのワールドシリーズ制覇へ…
ソト獲得はメッツにとって「補強の始まりでないといけない」
ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手は、スポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1176億円)でメッツと契約した。2025年シーズンでのワールドシリーズ制覇へ大補強となったが、今季世界一となったドジャースとは「まだ差がある」と米メディアは指摘している。
米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「MLBパワーランキング 2024年ウィンターミーティング後の30球団の現在地」との見出しで、ジョエル・ロイター記者による記事を掲載。メッツを2位にした。「フアン・ソトを獲得したことで、メッツは即座にワールドシリーズ優勝候補の本命になった。だが、ナンバー1のチームとはまだ差があり、更に複数の補強が必要だ」と伝えた。
メッツはこのオフ、先発ローテ強化のためFAになっていたフランキー・モンタスとクレイ・ホームズ両投手を獲得した。しかし、千賀滉大投手が怪我をする前のエース級の活躍をしたとしても、「まあまあの投手陣だ」と評価する。FAとなった主砲のピート・アロンソ内野手とは再契約を結べていないとし、「ソトは補強の始まりでないといけない。そうでなければ高い期待を背負いながらも期待に応えられない、上位打線に依存するチームになってしまう」と予想する。
そして、1位に据えたのはドジャースだ。ブレイク・スネル投手を獲得し、大谷翔平投手も投手として復帰する。ロッテからポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す佐々木朗希投手についても「ポスティング前からドジャースのユニホームを着る話があがっていた」とし、「ポストシーズンでは先発ローテに大きな不安を抱えていたが、史上最高になる可能性を秘めている」と称賛している。
FAになったテオスカー・ヘルナンデス外野手のとはまだ再契約を結べていない。しかしマイケル・コンフォート外野手を獲得し、アンディ・パヘス外野手、ジェームズ・アウトマン外野手ら若手が控えていることに言及。ブレイク・トライネン投手とは再契約を結び、「中継ぎも力を維持したままだ。開幕を今日迎えるなら、ドジャースのワールドシリーズ出場は有力だ。しかも、補強はまだまだ終わる気配がない」と述べている。両軍は今季リーグ優勝決定シリーズで激突し、ドジャースが4勝2敗で制した。今後どんな補強を展開するか、注目される。(Full-Count編集部)