「短い間ですけど、一緒に歩いて、一緒にいる時間が大事だと思う」。笹生優花のジュニアイベントにはそんなコンセプトが詰まっている。4回目を迎えたレッスン会「YUKA MEET&GREET」が14日(土)、埼玉県の飯能GCで行われた。公募した2…

笹生優花がジュニアレッスン会を開催

「短い間ですけど、一緒に歩いて、一緒にいる時間が大事だと思う」。笹生優花のジュニアイベントにはそんなコンセプトが詰まっている。4回目を迎えたレッスン会「YUKA MEET&GREET」が14日(土)、埼玉県の飯能GCで行われた。

公募した22人の中学生に囲まれて、ショットのデモンストレーションからスタート。レッスンはその後に予定されていたが、ジュニアからの飛び込み質問は大歓迎。「聞きたい事ある人、いる?」と投げかけた。

メジャー覇者のショットに夢中

「ショートアイアンの打ち方は?」「スピンがかからないアプローチは?」「試合前のルーティンはどうやって決めている?」ジュニアからは様々な質問が飛んでくるが、受け答えやレッスンの準備はあまりしていない。「勉強をすると、その子をしっかり見なくなっちゃうので。その子と話して、その時のことを考えることが一番大事」。一人ひとりと丁寧に向き合った。

「自分がスターだとは思っていない。距離を感じてほしくないし、“恥ずかしい、聞きづらい”をできるだけなくしたい。そういう選手でありたい」。学生たちに積極的に声をかけながら、細やかなレッスンは予定時間を30分超すほどじっくり行われた。

ジュニアの悩みを真剣に聞く

技術以上に笹生が伝えたいことは、とにかくゴルフを楽しむこと。「朝起きて、きょうもゴルフに行きたいな、きょうもラウンドしたいなっていう気持ちが大事。私だって、毎朝起きて“よし、夢に向かって頑張るぞ!”って自分に言っていなかった」と笑う。

イベントに参加した竹中麻紗人さんは「ラウンドでできなかったパターを、終わった後に教えてもらってすごくためになりました。テレビで見ていたよりも、たくさんお話してくれる方で。参加して良かったです」。全米女子オープン覇者と過ごした時間はかけがえのないものになった。(編集部・谷口愛純)

中学生たちとの交流を楽しんだ ラウンド後もパッティングをアドバイス デモンストレーションだけのはずが早速レッスンへ アプローチの悩みについて指導