ソトはメッツ入団を選択した(C)Getty Images MLBの球団幹部や代理人らが一堂に会するオフ最大のイベント「ウインターミーティング」が12日(日本時間13日)、4日間の日程を終えて閉幕した。今年はテキサス州ダラスで開催。ヤンキース…
ソトはメッツ入団を選択した(C)Getty Images
MLBの球団幹部や代理人らが一堂に会するオフ最大のイベント「ウインターミーティング」が12日(日本時間13日)、4日間の日程を終えて閉幕した。今年はテキサス州ダラスで開催。ヤンキースからFAとなっていたフアン・ソト外野手がメッツと15年総額7億6500万ドル(約1170億円)の史上最高額契約を結ぶなど、有力選手の大型契約やトレードが相次いだ。
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米CBSスポーツでは、早速今回のウインターミーティングでの勝者と敗者を採点した。最大の勝者に挙げたのは、ドジャース・大谷翔平を上回る巨額契約を手にしたソト、獲得に成功したメッツ、そして代理人のスコット・ボラス氏だった。
「スティーブ・コーエン・オーナーは球団史に残る重要な瞬間だと言った。残留を望んだ同じニューヨークのライバル球団からスター選手を奪い、まだ26歳の世界最高の打者の一人を加えた」
そして敗者には、引き留めに失敗したヤンキースを選んだ。
「ソトを失っただけでなく、同じ町のライバル球団に流出した。16年総額7億6000万ドルを提示したと報じられているが、ソトはメッツを選んだ。スター選手がヤンキースを去ることは、これまで滅多になかった」
もっともそのヤンキースはソトの争奪戦に敗れた直後、ブレーブスからFAのマックス・フリード投手を8年総額2億1800万ドル(約333億円)で獲得した。この点に関しては「ヤンキースも勝者」と高く評価。「ゲリット・コールに次ぐ先発2番手に期待され、カルロス・ロドンよりも高い評価となるだろう」と指摘した。
またそれ以外の「勝者」としてはレッドソックス、ナショナルズ、ガーディアンズの3球団も挙げた。レッドソックスはプロスペクト4選手を放出するトレードで、ホワイトソックスからギャレット・クロシェット投手を獲得。ナショナルズはドラフト指名順抽選で2025年の全体1位指名を手にした。ガーディアンズはブルージェイズ、パイレーツと事実上の三角トレードを成立させ、アンドレス・ヒメネス内野手の放出する代わりに3投手の補強に成功した。
逆に「敗者」に指名したのが、オリオールズとアストロズの2球団。エースのコービン・バーンズがFAとなったオリオールズは先発投手が補強ポイントだが「次々と大物の契約が決まっているのを、指をくわえて見ているだけだった」。アストロズはまだFA選手と契約できておらず、自軍からFAのアレックス・ブレグマン内野手との残留交渉は進まず、カイル・タッカー外野手のトレードが浮上している。
大物の契約が次々とまとまり、次はロッテからポスティングシステムで移籍を目指す佐々木朗希の番だと指摘する米メディアも多い。25歳未満の海外選手との契約ルールのため、正式に契約を結ぶのは来年1月15日以降となるが、移籍交渉は本格化していきそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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